新型「MAZDA3 SEDAN」をお借りした話の続きです。
今回は「内装」について色々と書き記したいと思います。
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前々回:新型「MAZDA3 SEDAN(SKYACTIV-G 1.5)」を体験する【走行体験編】 : K-BLOG
前回:新型「MAZDA3 SEDAN(SKYACTIV-G 1.5)」を体験する【外装編】: K-BLOG

今まで、内見会などで色々とMAZDA3について見てきました。
重複する内容があるかもしれません。
ここは復習の意味合いも含めて見ていきましょう。
まずは、運転席です。
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マツダの新世代商品だけあって、非常に美しいですね。
レンタカーグレードとは思えません。
ダッシュボード周辺も柔らかい素材が使用されています。
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しっかりと縫い目もあるのが素晴らしいですねぇ。
手触りも良く、上位グレードと大きな差がありません。
ダッシュボードから運転席&助手席まで連続しているデザインも統一感が出ています。
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このドアのデザイン、上部がボディカラーになったらロードスターに似ている気します。
エアコン風吹き出し口もロードスターのような感じになりましたし。
個人的にとっても気に入っている部分の一つです
ステアリングも新デザインでお洒落。
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一番のお気に入りはこのコブです。
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これが良い感じに引っかかてくれるので運転がしやすい。
本革仕様ではありませんが、触り心地も結構良いのも特徴。
使い古すとあのテカテカな感じになるのかが少し不安です。
シートは、ファブリック仕様でした。
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新開発されたシートは本当に座りやすいですね。
細かな調整もできるので、しっかりと合わせれば正に「人馬一体」を感じることが出来ます。
今回の走行中も「おぉ…これが人馬一体!」を体験しました。
クルマと一緒になって走るって最高に楽しいですよね。
それを可能にしているのはペダルレイアウトも一役買っています。
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新型MAZDA3では標準でフットレストに硬質素材が装備されています。
素晴らしい改良ですね。
ちなみに、足元を覗いてみるとこんな感じ。
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スピーカーが確認できます。
これのおかげで、オーディオの音質が劇的に向上しました。
素晴らしい。
そして、次に助手席はこのような感じなっていました。
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助手席には太もも部調整機能はありません。
それでも、高さ調整できるのは嬉しいですよね。
バックミラーは極めて標準的なミラーでした。
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ただ、従来型よりもフレームレスな感じに。
アクセラのは結構太かった思い出。
上位グレードだともっと上質感のあるフレームレスミラーになります。
上部のスイッチ類も押しやすくなっていました。
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スイッチの他にサングラス入れやマイクなどが装備されています。
それと、リアシートリマインダーが搭載されているのもGOOD
サンバイザーには、鏡と照明が標準搭載されています。
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こういった部分も標準なのが素晴らしい。
ただ、気になったのが運転席側のサンバイザーです。
チケットなどを挟むところが内側にあります。
いざ、チケットを挟むときにいちいちサンバイザーを動かさなければなりません。
ここは少しだけ面倒だなぁと思いました。
ちなみに癖でドアの小物が入る場所に入れようと思ったら、ここは穴でした。
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癖って怖いですね。
落ちたチケットは下のドアポケットに入っていました。
それと、ドアには静音処置が施されています。
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MAZDA3の室内の静かさは凄いですからねぇ。
こういったところがおの静粛性の一役を買っているのでしょう。

続いて、運転席下のスイッチ類です。
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安全装備などのスイッチがありました。
マツダの新世代ではスイッチの押し心地も改善。
ここのスイッチでもクリっとした押し心地が気持ちいい。
こういった細かい部分のコダワリがマツダらしいですね。
ただ、窓ガラス開閉スイッチに関しては少し気になる点があります。
全窓ガラススイッチが強く押し込むと全開に出来るようになりました。
これは大変便利なんですが、ちょっと敏感なんです。
少しだけ開けようと思ったら、全開にしてしまうことが多かったですねぇ。
慣れてきてそっと操作するようになれば問題ありません。
ここら辺は慣れの問題なのかもしれませんが、もう少し遊びが欲しいなと思いました。
ちなみにどうでもいい話ですが、サイドミラー操作スイッチについてです。
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左右のミラーを操作する際、それぞれのスイッチを押すと橙色のライトが点灯します。
その後に操作するんですが、どちらかのミラースイッチが常時点灯状態になっていました。
これを消すことが出来ないのかな?と思っていたら、出来ました。
もう一度同じスイッチを押せば消えるんですね。
また一つ学ぶことが出来ました。

次にメーターです。
メーター類は全車標準で液晶になっています。
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先進的でありながら、とっても見やすい。
液晶とそうでない部分の境目が目立つかな?と思っていましたが、違和感はありません。
表示方法もステアリングスイッチで簡単に切り替えることが出来ます。
こういったのが標準装備になってくれているのが良いですねぇ。

次にエアコン操作パネルについて。
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この車両には「マニュアルエアコン」が装備されていました。
特徴としては物理スイッチしかないことと、回す部分で風量調整と温度調整をします。
操作性は悪くありませんが、端になるスイッチは少し押しづらい。
内気⇔外気スイッチはちょっと押しづらいですねぇ。
これも慣れの問題かもしれません。
それと、ETCはこちらに設置されていました。
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流石にETCは純正装備ではないようです。
ただ、あまり目立つ場所にはないのでデザインが損なわれません。
それとCD/DVDプレーヤー&TVが装備されていました。
なので、録音機能も装備。
これは至れり尽くせりです。
ただ、これら機能は今回全く使用しませんでした。
エンジン始動/停止スイッチはこんな感じ。
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ほぼ中央部に位置しています。
とってもシンプルでいいですね。
MAZDA3のキーはお洒落な形をしています。
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見た目以上に結構軽いんですよね。
ちょっとスカスカな感じがします。
スイッチは側面についていました。
開錠/施錠するとサイドミラーが自動で折りたたまれるのもGOOD
これも標準装備です。
最高ですね。
グローブボックスはこんな感じ。
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すぅーと開くのが良いんです。
収納スペースはそれなりに。

次に、シフトレバー&コマンダーコントロールです。
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ピアノブラックが上質感を演出しています。
さらにSPORTモード切替スイッチも装備されていました。
ドリンクホルダーもしっかりとホールドされるので安心感は抜群。
奥の小物入れ部分も意外と大きいので色々なものを置いておくことができました。
ちょっと気になったのは、ピアノブラックの傷です。
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写真では伝わりにくいんですが、結構傷だらけ。
レンタカーなので使われ方が荒いのかもしれません。
ただ、結構目立つんですねぇ。
自分が所有していたら結構気持ち的に凹むかもしれません。
アームレスト部分はとても広くて快適。
これは本当に嬉しい改良です。
助手席の人ともぶつかる心配はなさそうです。
そのおかげで、コンソール内も広く収納能力が向上。
さらには、USBとHDMI差込口がありました。
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HDMIが標準なのも素晴らしいですね。
ただ、普段HDMIケーブルを持ち歩かないので使う機会はあまりなさそう。
HDMIケーブルって結構太くて硬い奴多いですよね。
コンソールボックスの中がごちゃごちゃになりそう。

次に、後部座席について。
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大人でもふつうに座れるスペースが確保されています。
よく「狭い」と表現されますが、何と比較して狭いのかがわかりません。
友人などはミニバンやミドルSUVと比較したりするので、話がかみ合わないことがあります。
このサイズのセダンであれば妥当だと思います。
後部視認性に関しても同様です。
目視でも十分確認可能、さらに安全装備もあるので問題ありません。
評価は人それぞれなんですねぇ。

次に「センターディスプレイ&マツダコネクト」です。
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8.8インチワイドディスプレイが搭載されています。
従来型よりも大きくなり視認性が劇的に向上。
操作はコマンダーコントロールのみで操作することが出来ます。
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大きくなったコマンダーは操作しやすいですね。
ただ、ボタン配置が従来と変わってコマンダーを中心にして四方に配置されています。
これが少しだけ押しにくいと感じました。
特に戻るボタンとホームボタン。
コマンダーを握った状態で指を後ろにもっていかなければなりません。
ここら辺は改善の余地があるのかもしれません。
また、日本仕様には「タッチパッド」が搭載されています。
コマンダー上部にタッチパネルがあり、そこで様々な操作ができます。
代表的なのが、ナビの操作と文字入力です。
ナビ操作はスマートフォンのような操作が可能。
文字入力はこんな感じです。

文字を描くということではなく、カーソルを合わせるという方式です。
正直なところ、微妙でした。
操作しにくいというわけではありませんが、難しい。
ただ、元々コマンダーを利用した方法も結構癖があります。
行を選んでから、文字を選択します。
ちなみに英字入力はこのような感じです。

英数字はとても操作しやすかったです。
これはコマンダーの形と文字配列が連想しやすいからだと思います。
日本語入力は正直、ディスプレイをタッチするのが現状最適解なのかもしれません。
ただ、これも慣れの問題です。
慣れてしまえばどれも同じなのかもしれません。
新世代マツダコネクトのバージョンは「10017」でした。
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車載通信装置を積んでいたいので、本体更新の項目はありませんでした。
例のUSB方式での更新のみを行うのでしょう。
ちなみに、ホーム画面でホームボタンを押すと時計のみの表示になるそうです。
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今更知りました。
それにしても、このアナログ時計がお洒落ですねぇ。
地図などを表示する必要がない時は、これを表示させておきたくなります。
バックカメラも非常に美しく表示されます。
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これは現行マツダ車にもぜひとも導入してほしい。
これがあるとないとでは雲泥の差です。
駐車のしやすさが変わります。
さらに、ナビ画面も美しくなりました。
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初代マツダコネクトでは批判が多い内容でした。
今回のは、非常に頼もしい存在になっています。
地図も精巧になっており、見たい情報が一目でわかる感動を味わえました。
さらに、起動時間も大幅に短縮。
エンジン始動後に速やかに操作可能となっています。
待たされるストレスから解放されました。
そして何より嬉しいのが、操作性の向上です。
目的地までの経路設定変更が簡単になりました。
今まではかなりコマンダーを動かしましたが、今回はサクッとできます。
コマンダーを押し込むとメニュー画面が出るんですが、そこに必要な項目がまとまっていました。
これが本来あるべき「マツダコネクトナビ」と言えるでしょう。
これを”標準”としてほしいですねぇ。

最後に気になる点です。
マツダコネクト関係で2点ありました。
まずは「Apple CarPlay」についてです。
今回、初めてガッツリと使用してみました。
正直な感想は「必要ない」でした。
純正ナビSDカードがない場合は必要性がありますが、それ以外はないかもしれません。
一番の問題点はApple CarPlay を使用すると「USBオーディオ」が使用できないこと。
オーディオがApple CarPlayでのみ操作することになるのが厄介でした。
しかもBluetooth接続も使用できません。
なので、後半からはApple CarPlay機能をオフにしてしまいました。
機能が充実していないナビにならば有効かもしれませんが、新世代マツダコネクトのような充実した機器には必要ないなぁと感じました。
2点目が「ナビの音声案内」です。
マツダコネクトのナビ画面以外で「ナビボタン」を押すと、音声案内を聴くことが出来ます。
確認するのには最適なんですが、他の設定をした後にナビに戻りたい時に一回一回音声案内が再生されてオーディオが途切れるのが気になりました。
かといって、音声案内はOFFにすると私はよく通り過ぎてしまいます。
ナビボタンを押しても、音声が再生しなくてもよくなると嬉しいですね。

以上です。
全てにおいて進化したMAZDA3
内装に関しても素晴らしかったです。
これに乗ってしまうと今後、他の車種では満足できなくなってしまいそう。
このMAZDA3が多く普及されると嬉しいですねぇ。