時代は高解像度時代。
そんなのとは無縁な生活をしていました。
機会があったので、4K対応ディスプレイを購入してみました。
Desktop-zoom_01
画像:LGエレクトロニクス・ジャパン
「フルHDで十分」と思っていた私。
PC用ディスプレイも全てフルHDでした。
そんなディスプレイが、最近少し不調になってきました。
もう、かれこれ6~7年は使っているのではないしょうか?
大分輝度が落ちてきて、なにより映像で夜などの暗い場面が全く見えません。
それと、作業をするときに画面上のスペースが足りないことが気になっていたので、思い切って高解像度のディスプレイに買い替えてみることにしてみました。
購入する条件は以下の通り。
  • フルHD以上
  • 24インチ以上27インチ以下のISP
  • sRGBをカバー
  • 予算が5万円以下
sRGBをカバーしているディスプレイは結構高い。
色々探しましたが予算内に収まるものはありませんでした。
「EIZO」は非常に色の表現が綺麗でしたが、お値段が…。
一応お手頃価格の「E2410」というのが最終候補でした。
EIZOダイレクト|CS2410: カラーマネージメントモニター ColorEdge(外部リンク)
sRGB100%カバーしたカラーマネージメントモニターです。
税込みで5万円台はかなりお買い得です。
これにしようと思っていましたが、ヨドバシでとある実機をみて心が揺らぎました。
そこで巡り合ったのが、LG製「27UL550-W」でした。
スペックなどの詳細はこちら
27UL550-W | モニター | LGエレクトロニクス・ジャパン(外部リンク)
お値段が4万円台で27インチ、さらにsRGBカバー率98%(標準値)以上、高さ調整にピポット、チルト調整さらに「4K」にも対応しているコストパフォーマンス溢れる逸品です。
sRGBカバー率99%ではないのが気になりますが、なにより安い。
そして、一度は体験してみたかった「4K」が素晴らしい。
今までは三菱→BenQと使ってきましたが、LGのディスプレイは初めてです。
正直、多少の不安もありますし、1万円多く払えば「sRGBカバー率99%」などの条件もクリアして満足できますが、逆にこの98%ってどんなもんなんだろうか?と気になってきました。
それにこのお値段においての商品の質も試してみたい。
ということで、ヨドバシ.comで購入してみました。
電子機器は実店舗で買う派ですが、ディスプレイは重いので通販で購入しました。
今の時代は翌日には届くのには驚きです。
運送業者に感謝。
さっそく開封して設置します。
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デザインはシンプル、フレームも細くて良い感じ。
台座部分がちょっと邪魔ですが…。
ちょっと面白かったのが付属のCD-ROMです。
c1c68570
この状態で保証書と一緒に入ってました。
かなりワイルドですねぇ。
昔はこういったのからドライバなどをインストールしたんですが、最近のデバイスはパソコンに差し込めば自動的にやってくれるんですよね。
便利。
さて、ディスプレイとSurfaceを繋いで...という段階で問題発生。
ディスプレイに4K表示できず、フルHDでのみ表示されます。
私が電子機器を購入すると大体すんなりいきません…。
大体、1日がかりになるんですよねぇ。
色々と調べてみると「mini DisplayPort変換ケーブル」に問題があるようです。
私の環境は「ディスプレイ→(HDMI)→変換ケーブル→(mini DisplayPort)→Surface Dock」となっており、この変換ケーブルが「4K」に対応していませんでした。
仕方ないので、速攻で購入しに行きました。
お店で色々と吟味していると「HDMIケーブル」にもいくらかのバージョンがあるようです。
全ての機器が4Kに対応していなければ意味がないんだとか。
そこで目に入ったのが「DisplayPort→mini Displayport変換ケーブル」です。
DisplayPortって一度も使用したことがありません。
そして今回、ディスプレイの付属にDisplayPortケーブルがありました。
私の知識はHDMIの初期段階で止まっているので、これも物は試しという奴です。
DisplayPort使ってみたかったんですよねぇ。
さっそく購入したケーブル達をSurface Dockに差し込みました。
すると、フルHD表示のまま…。
これはもう4KディスプレイでフルHDを楽しむしかないのか…と絶望しました。
ふと、Surface本体のmini DisplayPort差込口に挿入してみると、なんと「4K」表示に。
あれ?これはもしかしてSurface Dockは「4K」対応していない?
そんなこともあるんですねぇ。
不思議に思いながら、もう一度Surface Dockに差し込むと「4K」表示。
???
もう訳が分かりません。
でも、とりあえず映ったので良しとしましょう。
色々と躓いてしまいましたが、無事4K化することができました。
とても綺麗…!
文字などが非常に精細に見えます。
これが、フルHDと4K表示の差です。
4bai
(赤枠内がフルHD、全体が4K)
初めに見た時は衝撃を受けました。
こんなにアイコンが小さいとは…!
フルHDの画面も小さく見えてしまいます。
これで作業効率が4倍になりそうですが、そうはいかないのが現実です。
なんたって文字が小さかったりとするので倍率を変更しなければなりません。
倍率を変えると、結局色々と大きくなってしまいますからね。
ただ、それでも十分すぎるほどのスペースが確保されました。
これならそれなりに作業が捗りそうです。
またsRGB98%の件ですが、非常に綺麗。
今までよくある普通のディスプレイを使用していたので、これだけでも驚きです。
私には98%と99%の違いは分からないので、全く問題はないでしょう。
この価格帯でこの性能は素晴らしい。
これはコストパフォーマンスに優れていると思います。
まだ購入したばかりですが、これは買ってよかったと思えました。
しばらく使ってくれば、また違った使用感が出てくると思うのでその時にまた。

ディスプレイを購入しただけですが、なかなか大変でした。
そして、色々な知識を学ぶことが出来ました。
技術はこんなにも進歩していたんですねぇ。
ぼーっとしてると取り残されてしまいそうです。
こうして、少しづつでも現代技術に触れていきたいと思います。