マツダの新世代が幕を開けました。
MAZDA3、CX-30と次々に新世代群を投入していきます。
そんなマツダの新世代群についてです。
個人的に興味を持った記事が掲載されていました。
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情報元:After Mazda3 stumbles, Mazda relies on CX-30 for an upmarket boost(外部リンク)

情報元は「Automotive News」です。
題名では「MAZDA3で躓いた後は、マツダの高級化を加速させるにはCX-30に依存している」と書かれており、さらに新型MAZDA3の売れ行きについて解説していました。
北米市場では、MAZDA3の売上は年々減ってきているそうです。
As U.S. consumers switched to light trucks, Mazda3 sales tumbled. The compact car's annual volume has declined by nearly half since 2012.
2012: 123,361
2013: 104,713
2014: 104,985
2015: 107,884
2016: 95,567
2017: 75,018
2018: 64,638
Source: Automotive News Data Center
2012年と2018年を比較すると約半分にまで減っているんですねぇ。
SUVブームがどれだけ凄いのかがよくわかります。
MAZDA3は「プレミアムコンパクトカー」という立ち位置で、マツダの新たなブランドイメージが体現されてきましたが、残念ながら販売台数は低迷してしまいました。
その原因として、EdmundsのJessica Caldwell氏は「コンパクトカーを求める層は手頃な価格で移動手段として探しているから」と発言しています。
確かにそういった考えも一理ありますねぇ。
ただ、マツダとしては今までと同じことをやっていては生き残れません。
こういった挑戦は非常に大事だと個人的には思います。
AutotraderのKarl Brauer氏は、プレミアムブランドとして成長するにはこれらの苦痛を味わなければなず、ここ数年間の売上低下は想定内であるとも仰っています。
なので、今は耐え時ですね。

そして、マツダナショナルディラーアドバイザリーカウンシルの前会長であるジムバガン氏が以下のようにも述べています。
Jim Bagan, a past chairman of the Mazda National Dealer Advisory Council who has sold Mazdas for 32 years, said the CX-30 will be critical for sales and to gauge consumers' acceptance of the brand's upmarket aspirations.

"Candidly, the seventh-generation Mazda3 is our first real premium product introduction, and it's been tough for us to gauge the success or failure of it because it's in such a sliding segment right now," he said.
[機械訳]
32年間マツダを販売してきたマツダナショナルディーラーアドバイザリーカウンシルの前会長であるジムバガンは、CX-30が販売にとって重要であり、消費者がブランドの高級志望を受け入れるかどうかを測定することになると述べました。

「率直に言って、第7世代のMazda3は私たちの最初の真のプレミアム製品の紹介であり、現在このようなスライディングセグメントにあるため、成功または失敗を判断するのは困難でした」と彼は言いました。
MAZDA3の市場では、マツダのブランド革新の成果を判断するの難しい。
SUVブーム真っ盛りの今において、「CX-30」の売行きが重要になってきそうですねぇ。
マツダは安売りを辞めて着実に利益を得られる販売体系の確立を進めています。
販売台数だけを追いかけることはやめましたが、長期計画で設定した目標は確保しなければなりません。
それらを担うのが「スモール群」であり主力の「CX-30」ですね。
北米でも来年に投入される予定ですので、その販売台数が気になるところです。
果たして消費者はマツダの高級ブランド化を受け入れるのか?
マツダの新時代は始まったばかり。
これからも応援していきたいですねぇ。