マツダの新世代が幕を開けました。
ノルウェーで試作EV車「e-TPV」の試乗会が行われ、マツダのEVが本格的に動き出しています。
今回は、そんなマツダのEVにおける「回生ブレーキ」についてです。
mazdaev
画像:MAZDA
前回:マツダのEVプロトタイプ試乗レビューが掲載されていました。 : K-BLOG

前回、オーストラリアの「carsale.com.au」から色々と学びました。
そこで気になっていたのが「回生ブレーキ」です。
他社とは異なり、強力な回生ブレーキになっていないと書かれています。
ここら辺のところをもう少し、知りたいと思い調べてみました。

まずは、スペインの「SOMOSELECTRICOS」です。
こちらにも、e-TPVの試乗レビューが掲載されています。
その一節にブレーキに関することが書かれていました。
En el prototipo que han podido probar algunos medios, existe una frenada regenerativa mínima, pero Mazda estaría considerando la posibilidad de que los conductores puedan elegir diferentes niveles de recuperación de energía e incluso posibilitar la conducción con un solo pedal.
[機械訳]
 一部のメディアでテスト可能なプロトタイプでは、回生ブレーキが最小限に抑えられていますが、マツダは、ドライバーがさまざまなレベルのエネルギー回収を選択でき、1つのペダルで運転することもできると考えています。

回生ブレーキは最小限に抑えられているそうです。
そして、マツダは「1つのペダル」で操作することも考えているようですね。
日産の「e-Pedal」のようなシステムでしょうか?

そして、次に日本の「WebCG」です。
こちらにも試乗レビューが掲載されており、ブレーキに関することが書かれています。
モーターペダル全閉での回生はさほど強くなく、エンジンブレーキ相当。ワンペダルドライブのようなコンセプトは採用していない。これは、「ある程度以上の減速になるのなら、しっかりとブレーキペダルを踏み込むほうがドライバーの姿勢が安定するから」だという。たしかにそれは筋が通っていて、今後も基本はここにおくが、例えばドライビングモード切り替えによって回生の強さを変化させたり、パドルシフトで任意に回生の強弱をコントロールさせるなど、電動車だからできることを追加することも視野には入れているそうだ。
「モーターパネル」とは、アクセルペダルのことを指すそうです。
電気自動車ですからね。
さて、回生ブレーキに関してです。
回生はエンジンブレーキ相当だそうで、「carsale.com.au」と同じように書かれていました。
マツダとしては「運転手の姿勢が安定する」という理由で、ブレーキペダルを踏みこむことを推奨しているそうです。
なんだかんだで、ブレーキペダルで操作した方が楽なんですよね。
モーターペダルだけだと、常に緻密な操作が要求されるので意外と疲れます。
ただ、マツダとしてはユーザーへの選択肢を用意することを考えているみたいです。
  • ドライビングモード切替で回生の強弱を選択
  • パドルシフトでコントロール
これはなかなか面白そうな仕組みです。
ただこだわるのではなく、ある程度の選択肢を用意してくれるのは嬉しいですね。

このように、マツダの電気自動車は色々と考えこまれているようです。
実際にどのような仕様になるかは現時点ではわかりませんが、電気自動車になったとしても「Be a driver.」、「美しく走る」そして「走る歓び」という理念は再現されるようです。
これは期待したいですねぇ。