マツダの新時代が幕を開けました。
ついに「電気自動車」を投入します。
今回は、マツダの「EV」と「ロータリーエクステンダー」をどのように展開していくかです。
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画像:MAZDA
情報元:Why the first Mazda EV matters to you - motoring.com.au(外部リンク)

情報元は「motoring.com.au」です。
ノルウェーで行われたマツダのEVテストカー試乗会についてが書かれています。
この記事でもマツダのEV車が「東京モーターショーで発表される」とありますね。
どうやら間違いないようです。
海外では小型SUVと予想する所が多いですが、どうなるのでしょうかねぇ。

さて、本題です。
マツダは「well-to-Wheel」の考え方で環境問題に取り組んでいます。
それに基づいた結果、マツダは「バッテリーが小さいほどCO2排出量は少ない」と考えているそうです。
バッテリーが小さくなるほど走行距離は短くなります。
テストカーでは35.5kWhのバッテリーを搭載しており、他社のロングレンジモデルよりは走行距離が短いと予想されていました。
ただ、ノルウェーのような国では豊富な充電ポイントが存在しているために長距離が必要ありません。
また、再生可能エネルギーで発電もしています。
それ以外の国(日本やオーストラリア)などでは、状況が全く異なります。
そこで、そういった国々に投入されるのが「ロータリーエンジンレンジエクステンダー」の可能性が高いそうです。
また、このロータリーエクステンダーはLPGガスにも対応できるようにしています。
マツダの車両開発副社長の田中氏が以下のように述べています。
“What we intend to do with the rotary model is to have a small generator but a larger battery,” Matsuhiro Tanaka, Mazda’s deputy general manager of vehicle development, explained.

“The advantage of the rotary is that it is very compact and very light, although we are still working on technologies to make it even lighter.

“Then we will also have plug-in hybrids and series hybrids, and we will have different version of the hybrid, with 24 and 48 volts.”

Tanaka said the range-extender EV would most likely be considered for countries, like Australia, that do a lot of long-distance driving.

[機械訳]
マツダの車両開発担当副部長である田中松広氏は、「ロータリーモデルでやろうとしているのは、小さな発電機で、バッテリーを大きくすることです」と説明しました。

「ロータリーの利点は、非常にコンパクトで非常に軽いことです。ただし、さらに軽量化するための技術に取り組んでいます。

「その後、プラグインハイブリッドとシリーズハイブリッドも使用し、24ボルトと48ボルトの異なるバージョンのハイブリッドを使用します。」

田中氏は、オーストラリアなどの長距離運転を多く行う国では、レンジエクステンダーEVが最も考えられると述べた。
バッテリーの大きさはそのままに走行距離を延ばす。
まさにオーストラリアのような国にはうってつけの技術ですね。
さらに今後、プラグインハイブリッドやシリーズハイブリッドなどを展開し様々な場面に対応した電動化技術を提供していくとも発言しています。
これはなかなか考えられていますね。
日本でも「ロータリーエクステンダー」が主流になるのかもしれません。

さらに、トヨタとの共同EVについても述べています。
“That project with Toyota is for the next generation of EV tech that’s still under development, so it will be very different to what we see here,” Tanaka added. “This one is completely proprietary Mazda technology.”
[機械訳]
「トヨタとのこのプロジェクトは、まだ開発中の次世代のEV技術を対象としているため、ここで見るものとは大きく異なります」と田中は付け加えました。 「これは完全に独自のマツダ技術です。」

トヨタとの次世代EV技術。
こちらも一体どんなものになるのか、楽しみです。

欧州で先行投入されるマツダのEV。
他の国でも「ロータリーエンジンエクステンダーEV」を利用して登場しそうです。
ついにロータリーが復活ですね。
来年のマツダ100周年に相応しい。
これは大々的にマツダも告知しそうな気がしますねぇ。
楽しみ。