自然と冒険を求めて、日帰りドライブをしてきました。
その時に利用した「BMW X1 xDrive 18d xline」に乗ってみた感想を書き記します。

その時に利用した「BMW X1 xDrive 18d xline」に乗ってみた感想を書き記します。

本編:自然と冒険を求めて、奥多摩ドライブ 1/2(大岳鍾乳洞編) : K-BLOG
本編では大自然を満喫した充実した時間を過ごすことが出来ました。
場所も東京なので、日帰りドライブにはうってつけです。
さて、今回利用したクルマについてです。
いつもはマツダ車をレンタルしていますが、今回はちょっと違うクルマを借りました。
普段海外メーカーにあまり興味がない私ですが、たまにはいつもとは違う車種に触れて学んでみたいと思います。
タイムズレンタカーさんの「Premium Car ドライブキャンペーン」も実施していましたし。
プレミアムなクルマを半額でレンタルできるのは嬉しいですねぇ。
そこでレンタルしたのが「BMW X1 xDrive 18d xline」です。

ドイツの自動車メーカー「BMW」が製造するSUV(BMWでいうSAV)です。
BAWのSUVの入門車的な位置づけで、新車価格は約423万円から。
ガソリンとディーゼルの2種類のエンジンラインナップが存在します。
今回レンタルしたのはディーゼルモデルです。

魅惑の2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載、またAWDで安定した走りを実現しています。
寸法は以下の通り。
全長:4,455 mm
全幅:1,820 mm
全高:1,610 mm
ホイールベース:2,670 mm
見た目はコンパクトに見えますが、意外と大きいという印象でした。
ちなみに、マツダのSUV「CX-5」の寸法は以下の通り。
全長:4,545 mm
全幅:1,840 mm
全高:1,690 mm
ホイールベース:2,700 mm
CX-5よりもほんのちょっと小さいんですね。
小さな車が好きな私にはどちらも大きい印象ですが、運転しづらいという事はありませんでした。








デザインは奇を狙った感がなく、非常にスッキリとしています。
SUVでありながらもBMW特有のデザインを出しつつ、上品さも忘れていません。
流石です。
それでいて機能性も備えているのが素晴らしいですねぇ。
BMWといったら、このフロントグリルですね。


「キドニーグリル」と呼ばれているそうです。
2つに分かれているのがかなり特徴的ですねぇ。
どうでもいいですが、個人的にBMWのエンブレムデザインが結構好きです。

この非常にシンプルな形がとっても好み。
色使いもおしゃれですよねぇ。
次に、ライトデザインです。
まずはフロントライトから。

車幅灯は、2つのU字型のライトが並んでいます。
これもBMWの特徴の一つですね。
これがまたなかなかカッコいい。
正面から見るとただ並んでいるだけですが、違う角度から見ると立体的なデザインになっていました。

とてもメカメカしくて良いですねぇ。
こういったデザイン一つ一つに拘りを感じます。
続いて、リアランプです。




線状に光るリアコンビランプは美しく光ります。
またリアフォグも内蔵されており、違和感なく発光していました。
よく左右片側だけ装備されているのを見ますが、両方なんですねぇ。
リアガラスには「BMW CLEAN DIESEL」というシールが貼られていました。

窓ガラス上部なので、あまり目立たないので気になる方も安心です。
ただ、こういったのはあまり車両には貼りたくないのが正直な所。
公式ページなどで宣伝してほしいですね。
燃料給油口は運転席側に設置されていました。

「DIESEL」という文字がまぶしいです。
燃料誤給油を防ぐため、日本語の軽油シールがたくさん貼られていました。
入れ間違いが多いのかもしれませんね。
ドアノブの形状はとっても鋭角なデザイン。


流石プレミアムメーカーだけあって、ボタンなどがなくセンサーで開閉できます。
新型MAZDA3に搭載されたアレですね。
今後はこういった方式が主流になるのでしょうか?
私はよくドアを閉めた後、施錠確認をしたいのでドアノブを握ります。
なので、この方式だとセンサーが反応して開錠してしまうんですよね…。
施錠確認をしなければいい話ですが、心配性なもので。
これは慣れるしかありません。
次にラゲッジルームです。


スペースは充分確保されています。
キャンプなどでの大荷物などもすっぽり入ってしまいそう。
また後部座席を倒せば、車中泊もできそうですね。
試しに横になってみましたが、斜めに寝れば足を延ばすことができました。
これだけのスペースが確保されているのならば充分でしょう。
ちなみにラゲッジルームの下にも荷物を入れることが可能です。

洗車道具などもしまっておけそうで便利ですねぇ。
さらに、荷物を掛けておく場所や電源などの装備もありました。

この一台で何でもできそうですねぇ。
このクルマに住むこともできそう。



大人がどの席に座ってもゆとりのある広さが確保されています。
特に後部座席の足元は非常に大きくスペースが確保されていました。

これなら、大きく足を動かしても問題ありません。
頭上の高さも充分すぎるほどのスペースがありました。
斜め後ろに手を伸ばさば「ノビ」をすることもできます。
運転席からの後部視認性も良好でした。
とっても機能的なつくりになっています。
ちなみに後部座席を倒す際には、座席のヒモを引っ張ります。

引っ張るとバタンと背もたれが前に倒れました。
続いて、ドアです。



大きな持ち手があるので、ドアを閉めるのが非常に楽です。
ただ、窓ガラスの開閉ボタンが前部へ下がっていく傾斜になっているのでスイッチ類が若干押しづらいと感じました。
CX-5でもそうなんですが、ここら辺は前部に上がっていく傾斜にしてほしいですねぇ。
個人的に直感的操作がしにくいので。
ドアロック部は懐かしの形をしていました。
昔のクルマはこんな形状でしたよね。
形はレトロですが、機能は最先端。


ステアリングホイールに手触りはとっても素敵。
サラサラしていながらも持ちやすい。
スイッチ類は小さくて少し押しづらかったです。
それとLIM(速度制限装置)の+-スイッチがゴム製で急に安っぽさが。
なぜ?
オーディオ関係のボタンは慣れていないせいもあってか四苦八苦しました。
特にオーディオの早送りなどは一癖あるので、ステアリングから片手を離さなければならず、ちょっとめんどくささも感じてしまいました。
早送りボタン一つつけてくれれば全て解決なんですけども…。
そして、一番苦労したのがウインカーとワイパーのレバー操作です。


日本車とはレバーの取り付け位置が逆になっています。
左側にウインカーなどの操作、右側にワイパー操作。
これが慣れるまでに時間がかかりました…。
咄嗟の動作時に必ずワイパーが起動してしまい、運転中笑ってしまいました。
慣れって怖いですね。
また、ウインカー操作も特徴的で上下にあげる操作をしても必ず元の位置に戻ります。
ちょっとだけクイっと操作すると「スリーターンシグナル」が作動。
思いっきりグイっとやると常時ウインカーが作動します。
これも意外と曲者で、グイっとやったつもりでも「スリーターンシグナル」になってしまい、ウインカーが消えてしまうという事が何度もありました。
こんなにウインカー操作に集中したのは初めてかもしれません。
ワイパー操作も独特で苦労しました。
こう、外国と日本の発想がこんなにも違うのかと思い知らされました。
ちなみにライト点灯操作はこちらで行います。

基本的にはオートにしておけば問題ありません。
BMWではデイライトが標準装備されており、日中でも車幅灯が点灯しています。
続いて、メーター部です。


左に速度メーター、右にタコメーターが設置されています。
速度メーターは260km/h表示されており、海外メーカーらしさが伝わります。
メーター部下部には、ナビ案内やオーディオ選曲など様々な情報が表示されるようになっており、先進性を感じさせてくれますが、これが意外と使いづらかったです。
実際に運転している時はステアリングホイールで遮られ、何も見えません。

これは座席位置が関係するのかもしれません。
ただ、私の場合は運転中は見えませんでした。
確認する際は、毎回のぞき込むので途中から見なくなりました。
ただ、オーディオの早送り操作をステアリングで行うと、ここを確認しないといけないので非常に厄介でした。途中からセンターディスプレイで操作するようになったので問題はありませんでした。
次にエンジンスタートスイッチです。

運転席左側に設置されています。
盗難防止のためか随分と奥まったところに設置されていました。
隣にあるのがアイドリングストップON/OFFボタンです。
続いて、アクセル。ブレーキペダルです。

プレミアムなメーカーだけに、アクセルペダルはオルガンペダルを採用しています。
とても踏みやすいですね。
次にシフトレバー周りです。


非常に多くのボタンが配置されており、多機能さが伺えます。
しかし、多いからかボタンが非常に小さくて押しづらい…。
エアコンなどのスイッチは注視して押さないとよく押し間違えたりしました。
こういった部分は、使いやすさを重視してほしいなぁと思いました。
それとシフトレバー。

シフト表示がレバー先端に設置されています。
私はレバーを上から包み込むように握りので、この部分が手で塞がってしまうんです。
目視しなくてもどのシフトかは大体わかりますが、個人的には目視したい。
こちらもちょっと使いづらかったです。
ドリンクホルダーとシガーソケットはエアコン操作パネルの下にありました。

シガーソケット下にはちょっとした小物を入れるスペースが存在します。
スマートフォンなどを置いておくと良いのかもしれません。
バックミラー周りはこんな感じになっていました。

レンタカーには珍しく「SOS」ボタンがありました。
非常時にはヘルプネットに繋がるみたいですね。
それと、ETCカード挿入口がバックミラーの裏手に設置されていました。
まさかこんなところにあるとは思いませんでした。
マツダでの天井部にETCは設置されていたことがありました。
ただ、夏場などで熱の関係上故障の原因となってしまっていたそうです。
BMWの場合は大丈夫なのでしょうか?
ETCを挿入するとミラー上部で確認することが出来ます。

これはなかなか面白いですねぇ。
挿入されたかもわかりやすくて素晴らしい。
ダッシュボードにも電飾が設置されていました。


ライト点灯時には地味に点灯しています。
他にもエンジンをOFFにしても、あちこちのライトが点灯してくれます。
便利なんですけど、そこまでやらなくても…。
最近のクルマは凄いんですねぇ。
続いて「8.8インチワイド・コントロール・ディスプレイ」です。

ベストなポジションにあり、視認性は抜群。
そして何より驚いたのが「レスポンス」の速さ。
マツダコネクトに慣れきっている私にとって青天の霹靂でした。
他社のはこんなにも快適だったのかと。
このBMWのインフォメントシステムが「iphoneX」だとしたら、初代マツダコネクトは東芝製PDA「T-01A」ぐらいの違いがありました。
これはもう初代マツコネからしたら文明開化の音が聞こえてきそうです。
操作はディスプレイのタッチ操作かコマンダーによる2種類があります。

初め、UIには少し戸惑いますが、慣れてしまえばスイスイと操作可能です。
ここにはエンターテインメントから車両情報のあらゆる情報を確認できます。
これは非常に素晴らしいですねぇ。
そしてもう一つ感動したのが「リアカメラ」です。

リアカメラの画質が良い…!
マツダに慣れ過ぎた私にとっt(以下略
とにかく素晴らしかったです。
ナビゲーションでの地図描写もきれいで見やすく最高でした。

ただ、地図のスクロールが毎回メニュー呼び出しからなのがちょっとネックでした。
どの部分でもそうですが、操作が意外と複雑なんですよね。
それを除いても、マツダコネクトとの差に驚きが隠せません。
ちなみに文字入力はタッチ操作が基本ですが、コマンダーでも可能です。




コマンダー中心部はタッチパネルになっているので、文字入力が可能です。
便利そう!と思いましたが、ディスプレイへのタッチパネルのほうが早いですね。
最後に「鍵」です。


きーのデザインはナイフの先端のようなデザインをしています。
とても軽量でした。
スイッチがちょっと押しづらい。
どの場面においても、重い車体を苦にしないディーゼルエンジンのトルクが非常に魅力的でした。
特に山道(今回は凸凹登り砂利道)では、全く苦にすることなく走ることができたのは楽しかったですねぇ。
この力強さは癖になります。
また、燃費が良好で遠距離走行向きなのがたまりません。
今回のドライブでの平均燃費は約17 km/Lでした。
このクラスのSUVにしては素晴らしいですね。
これならば、どこへでも行けそうです。
SUV×ディーゼルはとても相性が良いですねぇ。
ただ、ブレーキのフィーリングは非常に難易度が高かったです。
スゥーっと止まれるブレーキ操作がなかなかできません。
どうしてもカックンとなってしまうんです。
ブレーキの繊細な制御に、私の足がついていけてないだけなのかもしません。
結局、最後までスゥーっと止まることはできませんでした。
私は運転していたので問題ないですが、助手席に座っていたら酔っていたでしょう。
プレミアム感溢れながらも広々な車内など機能性も充実しています。
また、安全装備や快適装備の充実しており、流石BMWと思わせてくれました。
今回のドライブは楽しいひと時を過ごすことができたことに感謝です。
BMW X1、とても面白いクルマでした。
今回のドライブで色々なことが勉強になりました。
「マツダがBMWを目指している」という言葉の意味が少しわかった気がします。
あらゆる面で色々と「参考にしてそうだ」という点がありました。
また楽しいドライビングダイナミクスを体験できました。
ただ、実生活において使用する分においてはどうなのか?と考えると「そこまでは必要ないんじゃないか」と考えるようになりました。(※実生活とは「私」自身の生活環境において)
マツダでも「モアパワー」と叫ばれることがありますが、実生活では必要十分なスペックです。速度メーターも260 km/hも必要なく、むしろ目盛りが細かくなるので180 km /hで十分なんですよね。
そして、こういった車種は「とりあえず便利そうな装備色々とつけておきました」という感じがしました。
確かに一つ一つだけを見れば便利なのかもしれません。
ただ、それらが必ずしもなくてはいけないのかというとそうでもありません。
書面でみると便利そうでも、実際に使うとそうでもなかったり、面白がって最初の方だけ使用してそのうち使わなくなったり。
操作性もそこまで考え抜かれておらず、操作が複雑。
こういった装備は細かい取捨選択が必要なのかもしれません。
それとブレーキフィーリングです。
綺麗に止まれることが自分の実力だと思っていました。
実際にはクルマのおかげだったんですねぇ。
日本車ってかなりうまく調整しているんだなぁと感心しました。
また、マツダのペダルレイアウトの良さを再認識しました。
自分にとっては当たり前のレイアウトですが、他社製品に乗ってみるとそのすごさがわかります。
やってることは地味なんですが、これは本当に凄いなと。
こういった地味なんですけど大事なことをマツダは愚直に研究しているんですね。
ついつい派手な機能などに目が行ってしまいますが、マツダはこういったことを丁寧に仕上げていこうとしているのが、再認識できました。
マツダの「美しく走る」の意味が、少しだけ解ったような気がしました。
車両価格だけでは測れない、マツダらしい「プレミアム」はそういったところにあるのかもしれません。
本編では大自然を満喫した充実した時間を過ごすことが出来ました。
場所も東京なので、日帰りドライブにはうってつけです。
さて、今回利用したクルマについてです。
いつもはマツダ車をレンタルしていますが、今回はちょっと違うクルマを借りました。
普段海外メーカーにあまり興味がない私ですが、たまにはいつもとは違う車種に触れて学んでみたいと思います。
タイムズレンタカーさんの「Premium Car ドライブキャンペーン」も実施していましたし。
プレミアムなクルマを半額でレンタルできるのは嬉しいですねぇ。
そこでレンタルしたのが「BMW X1 xDrive 18d xline」です。
BMW X1 xDrive 18d xline

ドイツの自動車メーカー「BMW」が製造するSUV(BMWでいうSAV)です。
BAWのSUVの入門車的な位置づけで、新車価格は約423万円から。
ガソリンとディーゼルの2種類のエンジンラインナップが存在します。
今回レンタルしたのはディーゼルモデルです。

魅惑の2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載、またAWDで安定した走りを実現しています。
寸法は以下の通り。
全長:4,455 mm
全幅:1,820 mm
全高:1,610 mm
ホイールベース:2,670 mm
見た目はコンパクトに見えますが、意外と大きいという印象でした。
ちなみに、マツダのSUV「CX-5」の寸法は以下の通り。
全長:4,545 mm
全幅:1,840 mm
全高:1,690 mm
ホイールベース:2,700 mm
CX-5よりもほんのちょっと小さいんですね。
小さな車が好きな私にはどちらも大きい印象ですが、運転しづらいという事はありませんでした。
外装








デザインは奇を狙った感がなく、非常にスッキリとしています。
SUVでありながらもBMW特有のデザインを出しつつ、上品さも忘れていません。
流石です。
それでいて機能性も備えているのが素晴らしいですねぇ。
BMWといったら、このフロントグリルですね。


「キドニーグリル」と呼ばれているそうです。
2つに分かれているのがかなり特徴的ですねぇ。
どうでもいいですが、個人的にBMWのエンブレムデザインが結構好きです。

この非常にシンプルな形がとっても好み。
色使いもおしゃれですよねぇ。
次に、ライトデザインです。
まずはフロントライトから。

車幅灯は、2つのU字型のライトが並んでいます。
これもBMWの特徴の一つですね。
これがまたなかなかカッコいい。
正面から見るとただ並んでいるだけですが、違う角度から見ると立体的なデザインになっていました。

とてもメカメカしくて良いですねぇ。
こういったデザイン一つ一つに拘りを感じます。
続いて、リアランプです。




線状に光るリアコンビランプは美しく光ります。
またリアフォグも内蔵されており、違和感なく発光していました。
よく左右片側だけ装備されているのを見ますが、両方なんですねぇ。
リアガラスには「BMW CLEAN DIESEL」というシールが貼られていました。

窓ガラス上部なので、あまり目立たないので気になる方も安心です。
ただ、こういったのはあまり車両には貼りたくないのが正直な所。
公式ページなどで宣伝してほしいですね。
燃料給油口は運転席側に設置されていました。

「DIESEL」という文字がまぶしいです。
燃料誤給油を防ぐため、日本語の軽油シールがたくさん貼られていました。
入れ間違いが多いのかもしれませんね。
ドアノブの形状はとっても鋭角なデザイン。


流石プレミアムメーカーだけあって、ボタンなどがなくセンサーで開閉できます。
新型MAZDA3に搭載されたアレですね。
今後はこういった方式が主流になるのでしょうか?
私はよくドアを閉めた後、施錠確認をしたいのでドアノブを握ります。
なので、この方式だとセンサーが反応して開錠してしまうんですよね…。
施錠確認をしなければいい話ですが、心配性なもので。
これは慣れるしかありません。
次にラゲッジルームです。


スペースは充分確保されています。
キャンプなどでの大荷物などもすっぽり入ってしまいそう。
また後部座席を倒せば、車中泊もできそうですね。
試しに横になってみましたが、斜めに寝れば足を延ばすことができました。
これだけのスペースが確保されているのならば充分でしょう。
ちなみにラゲッジルームの下にも荷物を入れることが可能です。

洗車道具などもしまっておけそうで便利ですねぇ。
さらに、荷物を掛けておく場所や電源などの装備もありました。

この一台で何でもできそうですねぇ。
このクルマに住むこともできそう。
内装
X1の内部は非常に広々しています。


大人がどの席に座ってもゆとりのある広さが確保されています。
特に後部座席の足元は非常に大きくスペースが確保されていました。

これなら、大きく足を動かしても問題ありません。
頭上の高さも充分すぎるほどのスペースがありました。
斜め後ろに手を伸ばさば「ノビ」をすることもできます。
運転席からの後部視認性も良好でした。
とっても機能的なつくりになっています。
ちなみに後部座席を倒す際には、座席のヒモを引っ張ります。

引っ張るとバタンと背もたれが前に倒れました。
続いて、ドアです。



大きな持ち手があるので、ドアを閉めるのが非常に楽です。
ただ、窓ガラスの開閉ボタンが前部へ下がっていく傾斜になっているのでスイッチ類が若干押しづらいと感じました。
CX-5でもそうなんですが、ここら辺は前部に上がっていく傾斜にしてほしいですねぇ。
個人的に直感的操作がしにくいので。
ドアロック部は懐かしの形をしていました。
昔のクルマはこんな形状でしたよね。
形はレトロですが、機能は最先端。
運転席
まずはステアリングホイールから。

ステアリングホイールに手触りはとっても素敵。
サラサラしていながらも持ちやすい。
スイッチ類は小さくて少し押しづらかったです。
それとLIM(速度制限装置)の+-スイッチがゴム製で急に安っぽさが。
なぜ?
オーディオ関係のボタンは慣れていないせいもあってか四苦八苦しました。
特にオーディオの早送りなどは一癖あるので、ステアリングから片手を離さなければならず、ちょっとめんどくささも感じてしまいました。
早送りボタン一つつけてくれれば全て解決なんですけども…。
そして、一番苦労したのがウインカーとワイパーのレバー操作です。


日本車とはレバーの取り付け位置が逆になっています。
左側にウインカーなどの操作、右側にワイパー操作。
これが慣れるまでに時間がかかりました…。
咄嗟の動作時に必ずワイパーが起動してしまい、運転中笑ってしまいました。
慣れって怖いですね。
また、ウインカー操作も特徴的で上下にあげる操作をしても必ず元の位置に戻ります。
ちょっとだけクイっと操作すると「スリーターンシグナル」が作動。
思いっきりグイっとやると常時ウインカーが作動します。
これも意外と曲者で、グイっとやったつもりでも「スリーターンシグナル」になってしまい、ウインカーが消えてしまうという事が何度もありました。
こんなにウインカー操作に集中したのは初めてかもしれません。
ワイパー操作も独特で苦労しました。
こう、外国と日本の発想がこんなにも違うのかと思い知らされました。
ちなみにライト点灯操作はこちらで行います。

基本的にはオートにしておけば問題ありません。
BMWではデイライトが標準装備されており、日中でも車幅灯が点灯しています。
続いて、メーター部です。


左に速度メーター、右にタコメーターが設置されています。
速度メーターは260km/h表示されており、海外メーカーらしさが伝わります。
メーター部下部には、ナビ案内やオーディオ選曲など様々な情報が表示されるようになっており、先進性を感じさせてくれますが、これが意外と使いづらかったです。
実際に運転している時はステアリングホイールで遮られ、何も見えません。

これは座席位置が関係するのかもしれません。
ただ、私の場合は運転中は見えませんでした。
確認する際は、毎回のぞき込むので途中から見なくなりました。
ただ、オーディオの早送り操作をステアリングで行うと、ここを確認しないといけないので非常に厄介でした。途中からセンターディスプレイで操作するようになったので問題はありませんでした。
次にエンジンスタートスイッチです。

運転席左側に設置されています。
盗難防止のためか随分と奥まったところに設置されていました。
隣にあるのがアイドリングストップON/OFFボタンです。
続いて、アクセル。ブレーキペダルです。

プレミアムなメーカーだけに、アクセルペダルはオルガンペダルを採用しています。
とても踏みやすいですね。
次にシフトレバー周りです。


非常に多くのボタンが配置されており、多機能さが伺えます。
しかし、多いからかボタンが非常に小さくて押しづらい…。
エアコンなどのスイッチは注視して押さないとよく押し間違えたりしました。
こういった部分は、使いやすさを重視してほしいなぁと思いました。
それとシフトレバー。

シフト表示がレバー先端に設置されています。
私はレバーを上から包み込むように握りので、この部分が手で塞がってしまうんです。
目視しなくてもどのシフトかは大体わかりますが、個人的には目視したい。
こちらもちょっと使いづらかったです。
ドリンクホルダーとシガーソケットはエアコン操作パネルの下にありました。

シガーソケット下にはちょっとした小物を入れるスペースが存在します。
スマートフォンなどを置いておくと良いのかもしれません。
バックミラー周りはこんな感じになっていました。

レンタカーには珍しく「SOS」ボタンがありました。
非常時にはヘルプネットに繋がるみたいですね。
それと、ETCカード挿入口がバックミラーの裏手に設置されていました。
まさかこんなところにあるとは思いませんでした。
マツダでの天井部にETCは設置されていたことがありました。
ただ、夏場などで熱の関係上故障の原因となってしまっていたそうです。
BMWの場合は大丈夫なのでしょうか?
ETCを挿入するとミラー上部で確認することが出来ます。

これはなかなか面白いですねぇ。
挿入されたかもわかりやすくて素晴らしい。
ダッシュボードにも電飾が設置されていました。


ライト点灯時には地味に点灯しています。
他にもエンジンをOFFにしても、あちこちのライトが点灯してくれます。
便利なんですけど、そこまでやらなくても…。
最近のクルマは凄いんですねぇ。
続いて「8.8インチワイド・コントロール・ディスプレイ」です。

ベストなポジションにあり、視認性は抜群。
そして何より驚いたのが「レスポンス」の速さ。
マツダコネクトに慣れきっている私にとって青天の霹靂でした。
他社のはこんなにも快適だったのかと。
このBMWのインフォメントシステムが「iphoneX」だとしたら、初代マツダコネクトは東芝製PDA「T-01A」ぐらいの違いがありました。
これはもう初代マツコネからしたら文明開化の音が聞こえてきそうです。
操作はディスプレイのタッチ操作かコマンダーによる2種類があります。

初め、UIには少し戸惑いますが、慣れてしまえばスイスイと操作可能です。
ここにはエンターテインメントから車両情報のあらゆる情報を確認できます。
これは非常に素晴らしいですねぇ。
そしてもう一つ感動したのが「リアカメラ」です。

リアカメラの画質が良い…!
マツダに慣れ過ぎた私にとっt(以下略
とにかく素晴らしかったです。
ナビゲーションでの地図描写もきれいで見やすく最高でした。

ただ、地図のスクロールが毎回メニュー呼び出しからなのがちょっとネックでした。
どの部分でもそうですが、操作が意外と複雑なんですよね。
それを除いても、マツダコネクトとの差に驚きが隠せません。
ちなみに文字入力はタッチ操作が基本ですが、コマンダーでも可能です。




コマンダー中心部はタッチパネルになっているので、文字入力が可能です。
便利そう!と思いましたが、ディスプレイへのタッチパネルのほうが早いですね。
最後に「鍵」です。


きーのデザインはナイフの先端のようなデザインをしています。
とても軽量でした。
スイッチがちょっと押しづらい。
走りについての感想
今回のドライブでは「都市部」「高速道路」「山道」を体験することができました。どの場面においても、重い車体を苦にしないディーゼルエンジンのトルクが非常に魅力的でした。
特に山道(今回は凸凹登り砂利道)では、全く苦にすることなく走ることができたのは楽しかったですねぇ。
この力強さは癖になります。
また、燃費が良好で遠距離走行向きなのがたまりません。
今回のドライブでの平均燃費は約17 km/Lでした。
このクラスのSUVにしては素晴らしいですね。
これならば、どこへでも行けそうです。
SUV×ディーゼルはとても相性が良いですねぇ。
ただ、ブレーキのフィーリングは非常に難易度が高かったです。
スゥーっと止まれるブレーキ操作がなかなかできません。
どうしてもカックンとなってしまうんです。
ブレーキの繊細な制御に、私の足がついていけてないだけなのかもしません。
結局、最後までスゥーっと止まることはできませんでした。
私は運転していたので問題ないですが、助手席に座っていたら酔っていたでしょう。
総括
ドイツのプレミアムメーカーのSUV。プレミアム感溢れながらも広々な車内など機能性も充実しています。
また、安全装備や快適装備の充実しており、流石BMWと思わせてくれました。
今回のドライブは楽しいひと時を過ごすことができたことに感謝です。
BMW X1、とても面白いクルマでした。
おまけ
ここからは極めて個人的な感想です。今回のドライブで色々なことが勉強になりました。
「マツダがBMWを目指している」という言葉の意味が少しわかった気がします。
あらゆる面で色々と「参考にしてそうだ」という点がありました。
また楽しいドライビングダイナミクスを体験できました。
ただ、実生活において使用する分においてはどうなのか?と考えると「そこまでは必要ないんじゃないか」と考えるようになりました。(※実生活とは「私」自身の生活環境において)
マツダでも「モアパワー」と叫ばれることがありますが、実生活では必要十分なスペックです。速度メーターも260 km/hも必要なく、むしろ目盛りが細かくなるので180 km /hで十分なんですよね。
そして、こういった車種は「とりあえず便利そうな装備色々とつけておきました」という感じがしました。
確かに一つ一つだけを見れば便利なのかもしれません。
ただ、それらが必ずしもなくてはいけないのかというとそうでもありません。
書面でみると便利そうでも、実際に使うとそうでもなかったり、面白がって最初の方だけ使用してそのうち使わなくなったり。
操作性もそこまで考え抜かれておらず、操作が複雑。
こういった装備は細かい取捨選択が必要なのかもしれません。
それとブレーキフィーリングです。
綺麗に止まれることが自分の実力だと思っていました。
実際にはクルマのおかげだったんですねぇ。
日本車ってかなりうまく調整しているんだなぁと感心しました。
また、マツダのペダルレイアウトの良さを再認識しました。
自分にとっては当たり前のレイアウトですが、他社製品に乗ってみるとそのすごさがわかります。
やってることは地味なんですが、これは本当に凄いなと。
こういった地味なんですけど大事なことをマツダは愚直に研究しているんですね。
ついつい派手な機能などに目が行ってしまいますが、マツダはこういったことを丁寧に仕上げていこうとしているのが、再認識できました。
マツダの「美しく走る」の意味が、少しだけ解ったような気がしました。
車両価格だけでは測れない、マツダらしい「プレミアム」はそういったところにあるのかもしれません。