8月も終わりを迎えようとしています。
今月はあまり遠出することができませんでした。
自然とちょっとした冒険を求めて、日帰りドライブをすることに。
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暑さが続くこの季節。
ちょっと自然に触れつつ、冒険をしたいなぁと。
前々から「ダム」「鍾乳洞」に行きたいと思っていました。
なかでも「鍾乳洞」はぜひとも体験したいですねぇ。
昔、鳴沢氷穴に言って以来、鍾乳洞が大好きになりました。
涼しいのでこの時期に最適ですし。
丁度タイムズレンタカーさんで「Premium Car ドライブキャンペーン」が開催されているので、ちょっと変わったクルマをレンタルして、行ってみることにしました。

目的地

★三ツ合鍾乳洞(東京都あきる野市)
★大岳鍾乳洞(東京都あきる野市)
★奥多摩湖(東京都・山梨県)

レンタルしたクルマ

★「BMW X1 xDrive 18d xline」
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X1のレビューは別記事にて掲載いたします。
「BMW X1 xDrive 18d xline」に乗ってみて : K-BLOG

出発

2019年6月21日(水)
0600時頃
早朝に出発です。
最初の目的地である「三ツ合鍾乳洞」に向かいます。
東京都あきる野市にあり、さらに「大岳鍾乳洞」も近所にあります。
一気に2つの鍾乳洞を楽しめるというのは大変お得ですねぇ。
両方とも一応は通年営業していますが、不定休のため電話での確認が必須です。
私は前日に電話するのをすっかり忘れてしまいました。
どちらか1つ営業してたらいいやという軽い気持ちで出発。
朝の道路は結構な渋滞をしていました。

2時間半かかって「三ツ合鍾乳洞」のふもと駐車場に到着。
慣れない外車の運転&細い山道でヘトヘトです。
ウインカーとワイパーの操作バーが逆なのは慣れませんね…。
何度ワイパーを動かしたことか。
さて、お楽しみの鍾乳洞…と思っていたら、入口が封鎖されていました。
どうやら今日はお休みの日のようです。
残念。
ちょっと周りを歩いてみます。
近くには川が流れており、神社もありました。
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空気が美味しいですねぇ。
こうした自然と神社の組合せは最高です。
神社にお参りした後、もうひとつの「大岳鍾乳洞」へ向かいます。

「三ツ合鍾乳洞」から車で大体10分程度の場所です。
ただ、この「大岳鍾乳洞」に向かう途中の道には注意が必要です。
車一台分の細い山道に加えて、路面はかなり荒いです。
砂利道なんですが、かなり起伏が激しくなっており、オフロードコースのようでした。
車高の低いクルマでは擦る可能性が非常に高いです。
たまたま借りたクルマがSUVで本当によかった…。
このX1、ディーゼルなので激しい急斜面でもスイスイ登っていきます。
非常に心強いですねぇ。
SUVを所有している方で、ぜひとも荒れた道を試したい!という方にはお勧めな道です。
さらに途中、明らかに工事現場のような私有地を突っ切ります。
「えっ?ここ通っていいの?」
多分、誰もがそう思うと思います。
炭鉱にありそうなトンネルなどを通って、ひたすら山道を登っていくと目的地に到着。
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駐車場は完備されているので安心です。
しかし営業開始時刻を過ぎていましたが、営業していませんでした。
まさか2つとも営業していないことにガックシ。
せっかくなので、ここでもちょっとだけ周りを散策しましょう。
歩いていると、川のせせらぎとセミの鳴き声だけが聞こえてきます。
とても気持ちがいい。
近くには小さな滝もあり、最高に癒されるばしょでした。
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周りに人っ子一人いません。
本当に最高な場所ですねぇ。
これだけでも来た甲斐がありました。
こういうところで一人で暮らしたい。
さて、鍾乳洞受付へ戻ってみると「営業中」の看板が。
いつの間にか営業開始していたようです…!
これはラッキーですねぇ。
さっそく行ってみましょう。
受付入口には、鍾乳洞のコース説明がありました。
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※この看板はチャレンジャーコース
この「大岳鍾乳洞」、ただの観光用鍾乳洞ではありません。
本格派鍾乳洞で恐ろしく狭い洞内をひたすら進みます。
ネットの評判を見てみると「我が道をゆく」という評価などがあるようですね。
正直、入る前の私は甘く考えていました…。
さて、入場料600円(大人)を支払ってヘルメットを受け取ります。
ヘルメットを被って出発です。
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まず、鍾乳洞入口をみて驚きました。
「え?ここを入るのですか?え?」
写真では伝わりませんが、しゃがんだ姿勢でないと入れません。
まさか入口からこんなに狭いとは思いませんでした。
意を決して入ります。
内部は冷気がたちこめており、非常に涼しい。
しかし、そんな気持ちがぶっ飛ぶくらいの光景が広がっていました。
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写真では伝わりませんが、本当に狭い。
常にしゃがんでいます。
そして、水が川のように流れています。
これは本当に大丈夫なのでしょうか?
一気に恐怖が芽生え始めました。
幸い、洞内は電飾が設置されているので明るい環境でした。
これで暗かったら、多分進むことはできないでしょう。
さて、ここで立ち止まっていても仕方ないので、奥へ進んでいきます。
順路は途中分岐などがありますが、看板に番号が振られており迷う事はありません。
チャレンジャーコースの分岐がありましたが、今回は通常コースへ。
流石にあの狭さは無理ですよ。
ただ、通常コースもなかなかヘビー。
常にしゃがみながらの移動で思うように進めません。
それと意外にも上下への移動が頻繁にあります。
ちょっとテクニカルに進まないと体のアチコチがぶつかります。
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洞内にいるのは私だけのようで、奥へ入ると水滴が落ちる音しか聞こえません。
進むにつれて狭くなる道、無音、孤独。
ここに閉じこめられたらどうしよう?という恐怖心すら芽生えてきました。
涼しいはずの堂内で汗が滴り落ちます。
こうしていると、水道どうでしょう?の「マレーシアジャングル探検」の回を思い出しました。彼らの気持ちがとてもよくわかります。
さて、ただただ恐怖な場所というわけでもありません。
そこには大自然が生んだ様々な光景を目にすることが出来ます。
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様々な形の鍾乳石を見ることが出来ます。
長い年月をかけて創り出された光景を目の当たりにして、自然の偉大さを実感しました。
正直、初め見た時はエイリアンの卵かと思いましたけど。
人の手が入らない環境というのは美しいですね。
さて、またまた狭い洞内をひたすら進んでいきます。
普通に歩くことはほとんどできません。
中腰でひたすら移動するので、足がパンパンです。
これはキツイ。
そして、極めつけがこちら。
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階段の真ん中に滝がありました。
もう何でもありですね。
これぞ冒険です。
さながら映画「インディージョーンズ」な体験をさせて頂きました。
無我夢中で進んでいくと入口に戻ってきました。
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陽の光がこんなにも嬉しいと思ったのは久しぶりです。
心なしか入口へ向かう足取りが早くなりました。
鍾乳洞を出て、やっと立ち上がることができました。
所要時間は大体20分くらい。
もう汗びっしょり。
涼しさを求めたはずが、より多くの熱気を得てしまいました。
なんというアドベンチャー体験。
流石「我が道をゆく」鍾乳洞です。
これは一度は体験してほしいですねぇ。
ただ、いくつか注意事項があります。
★間違いなく服装は汚れる
★お年寄りなどには難しい
★バリアフリー一切なし
当たり前な事ですが、極めて重要です。
服装を気にするデートで行くのはあまりお勧めしないかもしれませんね。
家族でお子さんがいらっしゃる方は非常に楽しめるかもしれません。
一人で入ると非常に恐怖を感じるほどスリリングです。
筋肉痛間違いなし。
もう8月は終わりですが、最後の夏の思い出にぜひ。

さて、本格的な洞窟探検を終え、次なる目的地の「奥多摩湖」へ向かいます。
自然と冒険を求めて、奥多摩ドライブ 2/2(奥多摩湖編) : K-BLOG