マツダは「well-to-wheel」の考えのもとに環境問題に取り組んでいます。
EVだけではCO2排出規制を満たすことはできないので、新しい燃料の開発を進めているようです。
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前回:マツダの第2ステップ「ディーゼルエンジン」は2020年に投入予定。バイオディーゼルや電動化について他 : K-BLOG

前回、マツダの次世代ディーゼルエンジンについて書きました。
2020年の登場が楽しみですね。
そして、他には「バイオディーゼル」という技術も登場しました。
今回はそんなバイオディーゼルについて調べてみます。

バイオディーゼルとは?
【いすゞ×ユーグレナ社】ミドリムシで次世代バイオディーゼルをつくるDeuSEL®(デューゼル)プロジェクト(外部リンク)
「DeuSEL」という名称で、いすゞとユーグレナ社が開発したものだそうです。
ミドリムシが体内で作り出す「軽油に近い性質の油分」を抽出、精製することでディーゼルエンジンの燃料とする未来な技術なんだとか。ミドリムシ自体は「光合成」で成長するので、CO2削減に役立つとも書かれています。
面白い取り組みですねぇ。
そんな「DeuSEL」を搭載したマツダ車がすでに公道を走行しているそうです。
日本経済新聞が2019年6月に記事を掲載していました。
ユーグレナ、ミドリムシ燃料で公道走行 世界初  :日本経済新聞(外部リンク)
公道走行(場所は福岡市)は世界初だそうです。
使用された車両は「CX-8」でした。
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記事によると、日本でのバイオ燃料への切り替えは2022年段階で数パーセント程だそうです。
まだまだ主流になるには時間がかかりそうですねぇ。
ただ、マツダはディーゼルエンジンをただただ進化させるだけでなく、こういった未来の技術を利用することで幅広い領域でディーゼルエンジンを生かしていこうと考えているのかもしれません。

電動化や水素、バイオ燃料などなど様々な研究を愚直に進めるマツダ。
今後、これらが発表されるのを楽しみに待つことにします。