マツダの新世代が幕を開けました。
それに伴い、マツダは車名の統一を図るようです。
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情報元1:マツダ、「アテンザ」「デミオ」の車名廃止  :日本経済新聞(外部リンク)
情報元2:マツダ 福原常務「『ロードスター』だけは残す」…国内車名を海外名と統一 | レスポンス(Response.jp)(外部リンク)

これら情報元によると、日本で使用していた車名を廃止、海外で使用している車名に統一するそうです。
既に日本では、アクセラとアテンザの車名を変更しています。
アクセラ → MAZDA3
アテンザ → MAZDA6
このように「MAZDA」の後に数字を足した命名法に今後は統一されます。
現在のマツダのラインナップは以下の通り。
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画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト(外部リンク)
まだグローバル命名法に対応していないのが、「デミオ」と「ロードスター」のみです。
デミオに関しては今年の商品改良で「MAZDA2」に変更される予定です。
ロードスターに関しては、日経が以下の通りに掲載しています。
長年親しまれた名称の廃止は販売に響きかねないが、福原氏は「マツダというブランドで選んでもらうのが目的だ。MAZDA3では車名変更がネガティブな要素にはなっていない」と説明する。ただ、単独の商品として強いブランド力を持つスポーツ車「ロードスター」(海外名MX5)は例外として現在の車名を維持する方向だ。
レスポンスでは以下の通りに掲載しています。
一方でスポーツカーの『ロードスター』については、「国内のみの愛称であり、ある意味財産なので残していく」と、例外扱いにする方針を示した。ロードスターを冠したファンクラブなどもあり、車名に愛着をもつオーナーたちの意向にも配慮した。この例外を除けば、セダン系の「MAZDA」シリーズとクロスオーバー系の「CX」シリーズに統一される。英数字の車名を基本とするのは、日本の自動車メーカーでは初めてとなる。
ロードスターは例外のようですね。
マツダにとっての「ロードスター」という名前は特別です。
こればかりはそう容易に変更できるものではなさそうですね。
もしかしたら「MX-5」と併記するかもしれませんが。
とにかく、今後のマツダは大きく変わっていきそうです。
この戦略が上手くいくのか、楽しみです。


以下、個人的感想です。
日本などでは一つ一つの車両に個性があり、なおかつそれらを所有することで一種の「ステータス」にもなっているんですが、マツダはその習慣を撤廃しようとしています。
一見、見分けがつかずにわかりにくそうですが、実際はどれを勝手も「マツダ」ということなのでわかりやすいとマツダは考えているのでしょう。
「MAZDA+数字」にすることで「マツダ」というブランドを購入することになり、MAZDA6に乗っていてもMAZDA2(デミオ)に乗っていたとしても、価格や装備などは一切関係ありません。
どの車両に乗っていても「マツダブランド」を所有しているんですね。
(特定のクルマを所有してステータスに感じる方にとっては抵抗があるかもしれません)
この「マツダブランド」を所有する歓びを消費者に持ってもらうために、マツダは現在「マツダブランド」そのものの向上に図っています。
この取組みは、すぐに成果がでるものではなさそうですね。
じっくりと慎重に取り組んで、すこしづつ世間に浸透させていくしかなさそうです。
商品や社風、そして販売店などなどをバランスよく変えて行かなければ難しそう。
現時点での「マツダブランド」は、過去のマツダを払拭しきれていない面があり、まだまだマツダ自身の目指す領域には達していません。
今度、マツダの理想とするブランドになれるのか。
期待したいですねぇ。