マツダはトヨタと手を組み、今後の自動車業界変革期に挑みます。
その一環として新会社設立を行いました。
今回は、その新会社の現状を書き記してみようと思います。
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まずは、電気自動車の基幹技術の開発を行う「EV C.A. Sprit(EV シー・エー・スピリット)」についてです。
この会社が設立された当初、ホームーページを訪問しました。
その頃はまだ平成のホームページのような簡素なつくりになっていました。
それが今ではしっかりとした作りになっています。
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画像引用元:EV C.A. Spirit Corporation(外部リンク)
なかなかお洒落ですね。
この会社はトヨタの出資が90%となっており、トヨタ比率が圧倒的。
それでもマツダお得意の「コモンアーキテクチャ構想」をもとに、軽自動車からトラックまでのEV基盤技術を一括規格開発を行うそうなんです。
この基盤技術が確立すれば、どんな車でも同じようなEV技術を投入できるのが凄いですねぇ。
以前、今後について情報を整理した際にトヨタ関係者は「2年間で成果を出して一区切りとしたい」と語っていました。
マツダの今後について、情報を整理してみる。 : K-BLOG
この会社の業務開始が2017年なので、今年が2年後の2019年です。
今後、なんらかの発表がありそうですので、期待したいですねぇ。

続いて「MAZDA TOYOTA MANUFACTURING,U.S.A.」です。
マツダ車とトヨタ車の両方をアメリカで生産する工場を新設しました。
2021年から量産を開始するために、現在工場は建設の真っ最中です。
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それぞれ2つの組み立てラインは「アポロ」と「ディスカバリ」と命名されたんだとか。
この工場がアラバマ州ハンツビルに建設されており、ハンツビルというのがアメリカの宇宙計画で関りがあったのが命名理由なんだそうです。
そして、現在この工場で絶賛求人募集中です。
https://www.findabetterjob.com/MazdaToyota#working(外部リンク)
上記リンク先では、求人募集の他に建設の様子を撮影した動画が公開されています。
まだまだまっさらな土地ですが、いつの間にか出来上がってしまうんでしょうねぇ。
ここで生産されるというマツダの新型SUV(北米市場向け)が気になります。
以前はCX-7の新型と噂されていましたが、最近のマツダの傾向からして既存車のフルモデルチェンジでは”新型”とは言わなさそうです。
CX-70とかになるんでしょうか?
兎にも角にも、期待したいですね。

マツダとトヨタの新会社。
あっという間に色々と物事が進んでいますねぇ。
今後はどういった展開になっていくのか気になります。