ついに、日本でもデビューを果たした新型「MAZDA3」
全てにおいて進化しました。
そんな新世代マツダコネクトの機能について、改めて学んでいきたいと思います。
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画像:MAZDA
当ブログでは海外向けの新世代マツダコネクト(マツダコネクト2)において多くの機能を学んできました。
今回は、改めて日本国内向け仕様でおさらいしていきたいと思います。
同じ内容が語られるかもしれませんが、ご了承ください。

基本性能について

開発主査曰く「ゼロベース」で開発されました。
ハードウェアの処理能力やソフトウェアの最適化が行われ、システムの起動時間短縮や操作レスポンスなどの向上など、あらゆる面でのシステムの基本性能が向上しました。
また、8.8インチワイドディスプレイ(1,920×480)が搭載され見やすさも向上しました。
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画像:MAZDA
実際にスペックは公表されていませんが、唯一判明していることはソフトウェアが「パナソニック」によって開発されていることです。
従来型のマツダコネクトは海外メーカーでした。
そういった意味では、確かにゼロベースです。
また、全信号伝送を「デジタル化」したことによりバックモニターやオーディオの音質を向上させており、現行車とは比べ物にならない進化を遂げています。
オーディオにおいては、スピーカーレイアウトを一新。

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画像:MAZDA
まるで、オーディオルームにいるかのような高次元のサウンドを実現しています。

HMIについて

コマンダーコントロールも進化を遂げました。
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画像:MAZDA
従来型よりも大型になり、手に馴染む作りになっています。
ディスプレイのタッチパネルを廃止してコマンダーコントロールでのみの操作に統一、それにともないコマンダーの回転に合わせてソフトウェアのUIも「縦基調」に変更。
コマンダー上部はタッチパネルとなっており、ナビの地図表示で拡大縮小などが可能になっています。
さらに、ワイドディスプレイを活かした「2画面表示」を可能とし、直感的でわかりやすく深化しました。

ナビの深化

新型MAZDA3では、ユニット内に「3Dジャイロセンサー」を内蔵。
GPS信号を受信しづらい環境において、正確な自車位置検知を実現しました。
またナビの目的地検索などでは、インターネット検索のような「フリーワード検索機能」を採用しており、入力した文字から予測検索を活用した”より使いやすい”を実現しております。

コネクティッドサービス

新型MAZDA3では「車載通信装置」を標準搭載(15S,15S Touringを除く)
24時間365日様々な場面においてカーライフをサポートしてくれます。
ご利用にあたっては、店頭での契約手続きが必要です。
車両登録から初期3年間は無料、4年目以降は有償となります。
スマートフォンアプリ「MyMazda」を新たに導入し、スマートフォンと連携したサービスを提供することが可能となりました。
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画像:MAZDA
サービス開始は「2019年8月末」を予定しています。

サービスの詳細は、以下の通り。

マツダエマージェンシーコール
エアバック作動時や追突時、もしくはSOSボタンが押された場合、緊急通報と位置情報を発信して、オペレーターが運転手に代わって警察・救急などを手配します。
また、ドクターヘリなどを出動させるD-Call対応にも対応。
他にも、ロードサービスの手配、近くの販売店と連携し修理手配や車両受入れなども行えます。
※車載通信装置単体で利用可能
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マツダアドバイスコール
万が一、重大な故障が発生した場合、センターディスプレイ上で「オペレーターへ相談」を選択するとオペレーターに繋がり、アドバイスを受けることが出来ます。
要望次第では、ロードサービスや販売会社への車両受入れなどの手配も可能。
※この機能を使用するには、スマートフォンまたは携帯電話を車両と接続する必要があります。
さらに、事前に担当する販売会社の登録が必要です。
また、OBDⅡ通信を行う危機を接続している場合、正常に機能しない場合があります。
車両の故障を通知するには「MyMazda」アプリをインストールし、アプリの設定が必要となるので注意が必要です。
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コンディションモニター
スマートフォンアプリ「MyMazda」でクルマのメンテナンス画面(エンジンオイル量/交換時期、メンテナンス推奨時期など)を確認できます。
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バーグラーアラーム通知
バーグラーアラームが作動すると「MyMazda」へ通知されます。
<通知される要因>
ドア/エンジンフード/リアゲートまたはトランクのこじ開けなど
※対応したバーグラーアラームを搭載する必要あり
また、「MyMazda」アプリのリモートコントロールでドアロックした場合はバーグラーアラームは作動しません。
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カーファインダー
「My Mazda」で車の停車場所をマップ上で確認ができます。
※停止場所は最後にイグニッションをOFFにした位置となります。
高さに関する情報(階数など)は表示されません。
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リモートモニター
「MyMazda」でクルマの状態を確認できます。
<確認可能な項目>
  • 走行可能距離
  • 燃料残量(%)
  • オドメーター(走行距離)
  • ドア/エンジンフード/リアゲートまたはトランク開閉状態
  • ドア施錠
  • スモールランプ/ハザードランプ点灯状態
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うっかり通知
ドアの閉め忘れなどをイグニッションOFFから3分後に「MyMazda」アプリに通知してくれます。
<通知される項目>
  • ドア/エンジンフード/リアゲートまたはトランクの閉め忘れ
  • ハザードランプやスモールランプの消し忘れ
  • ドアロック忘れ(フロントドア)
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リモートコントロール
「MyMazda」から車の一部機能を遠隔操作できます。
ハザードランプON/OFF、ドアロックが操作可能。
※ドアのアンロックはできません。
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ソフトウェアアップデート
マツダコネクトのソフトウェアを車載通信経由で更新が可能。
※アップデートできるソフトウェアには限りがあります。
目的地送信
スマートフォンで設定した目的地を送信することが可能。
一度に3か所まで目的地情報を送信できます。
送信した目的地の経路順は、マツダコネクトで操作。
「MyMazda」アプリ以外の地図アプリとの連携も可能
(ナビコンでも可能)
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地図更新(差分)
道路の地図データを更新することが可能です。
原則、月1回のデータ配信を行います。
※SDカード「ナビゲーション用SDカードアドバンス」が必要になります。
更新方法には「全更新」と「差分更新」があり、「全更新」の場合は自分自身でSDカードとPCを用いて更新を行う必要があります。
マツダコネクト2の純正ナビにおける「地図更新」について: K-BLOG

最後に余談ですが、ETCカード挿入口はこんな感じ。
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小物入れ部分にETC機器がありますね。

新世代マツダコネクトは全てが新しくなりました。
コネクティッドサービスなども充実しています。
是非とも体験したいものですねぇ。
今後の従来型の在り方なども気になるところ。
どうなっていくんですかね?