マツダの次世代商品群が発表されていく中、マツダが使用するフォントにも変化がありました。今までは伝統の「Mazdaフォント」でしたが、最近は新しいMazdaフォントをよく見かけます。
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左:Mazda Type PR 右:Times New Roman
マツダの新しいフォント「Mazda Type PR」ですが、主に次世代商品群の紹介やイベント会場でのナンバープレートの代用として取り付けられているプレートに印字されています。
参考:【MAZDA】次世代技術・デザイン(外部リンク)
文字はシンプルで見やすく、次世代商品群の「引き算のデザイン」を象徴しているデザインになっています。そんな「Mazda Type PR」を、理系の方お馴染みであるフォント「Times New Roman」と比較してみました。
上記画像で比較してみると、シンプルさが際立ちますね。
ただし、従来のMAZDAフォントのように際立った特徴があるわけではないため、そういうものをお求めな方には物足りないかもしれません。しかし、次世代商品群のデザインと合わせているだけあって、このフォントとの組み合わせで質感や高級感といったものが向上しています。
また、「Times New Roman」と比較すると、全体的に文字は丸みを帯びており、優しくフワッとした感じが表現されており、非常に落ち着いているのも好きです。
ただ、個人的に「M」の文字がちょっと特徴的だなぁと思ったり。
そんな「Mazda Type PR」フォントですが、今後車種名エンブレムに使用されるのかが気になっています。ここまで統一性を持たせるために作成したフォントなら使用しないというのはもったいないような。従来の斜体フォントも好きなんですが、このお洒落なフォントが使用されるのを期待しちゃったり。
少し話は逸れますが、日経BP総計の記事でマツダ株式会社常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当 前田氏が以下のような発言をしています。
前田 今のマツダのブランドシンボルで問題なのは、マークとMAZDAの文字のダブル表記にしていることなので、そこはゆくゆくは直していきたいと思っている。でも本質はブランドシンボルがどうかではなくて、ブランドそのものを高めていくことだと思っている。
確かにカモメマークと「MAZDA」の2重表記になってますね。
二重表記問題とフォント、今後はどのようになっていくのか楽しみです。