加賀百万石のことを石垣に積み上げた石の数だと思っていた私。
石川県一人旅の2日目のスタートです。
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前回→アクセラと行く!石川県一人旅 1日目(金沢市内観光編)

2018/06/27(水)05:00
起床。
前日は22時頃に寝てしまったので、朝早く起きてしまいました。
今日の天気は、曇り。
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風が強く、外ではビュービューと音が鳴っていました。
とりあえず眠気覚ましに大浴場へ。
ホテルの朝の楽しみの一つですね。
朝の大浴場は人がいないので、独り占めできるのは快適です。
大浴場を楽しんだ後は、朝食会場へ。
旅の楽しみの一つである「ホテルでの朝食」です。
去年の今頃に行った西日本旅行では、出雲のホテルで出た「シジミの味噌汁」は本当に最高でした。あの味は今でも忘れることはできません。
さて「アローレ」さんの朝食はというと、ビュッフェ式で無難なラインナップ。
ご当地メニューも2品くらいで、味もボチボチでした。
ちょっぴり残念。
それでもメニューは豊富で和洋食の両方を楽しむことが出来ました。
そして、温泉卵はとっても美味しかったです。
こういった形式の朝食で私は必ず、和食→洋食(主にパン)→ヨーグルト&コーヒーというルーチンがあります。どこのホテルに行っても必ずこのルーチンで食べていますねぇ。
朝ご飯はたくさん食べる。
これに尽きます。
たらふく朝食を食べて満足した後は、部屋に戻って今日の予定を確認します。
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本日は能登半島を延々とドライブします。
主目的は、赤字で記載されている箇所を廻っていくことです。
特に「千里浜ドライブウェイ」は、必ず行きたいですねぇ。
ちょっと天気が荒れており、心配ですが行ってみましょう。
早速アクセラに乗り込んで目的地をマツダコネクトナビplusにセット。
すると、事前に調べておいたグーグルマップのルートと大分異なりました。
マツコネナビに多少なりとも不安を抱いていたので、事前に調べたグーグルマップのルートで行ってみることに。
すると、グーグルマップのルートは複雑かつ狭い道だらけ…!!
なんちゅう道を通すんだという感じのルート案内で驚きました。
目的地に行けなくはないですが、流石にこんなんでは疲れてしまうため、急遽マツダコネクトナビのルートへ変更。少し大回りになりますが、幹線道路を案内してくれました。
そう、巷では不評なマツダコネクトナビですが意外としっかりと案内してくれます。
案内の基準に「広い道路」を考慮してくれるので、運転が楽なんですよね。
マツコネナビ、万歳。

ひたすらアクセラを走らせていき、金沢市内へ入ると通勤時間帯の渋滞に差し掛かりました。
朝の都市部は本当に混みますねぇ。
渋滞区間をなんとか通り過ぎ、海沿いの道路へ進んでいきます。
神奈川県でいう西湘バイパスのような道路は走っているイメージです。
とても気持ちいいですねぇ。
しかし天候は相変わらず曇りで、風強し。
波はかなり高く、波しぶきが舞っています。
これはドライブウェイは通行止めかもしれないなぁとかなり不安な感じに。
アクセラを走らせること数十分。
ついに「千里浜なぎさドライブウェイ」に到着。
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ご覧の通り海は大荒れですが、運よく通行止めにはなっておらず、入場することが出来ました。
朝も早いため、ほとんど他の車の姿はありません。
ラッキー!
いやぁ噂には聞いていましたが、本当に砂浜を走行することができるんですねぇ!
びっくりです。
千里浜なぎさドライブウェイ(ちりはまなぎさドライブウェイ)は、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町に至る砂浜の延長約8キロメートル (km) の観光道路であり、千里浜と今浜の一部と出浜の各海水浴場も兼ねている。
日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路である。
日本で唯一の道路なんですね。
しかも有料道路かと思っていましたが、無料とは驚きました。
砂が非常に硬いため、これなら自動車で走っても問題なさそうです。
自然の神秘ですね。
他の車もいないことですし、さっそくアクセラの写真を撮りまくりましょう。
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アクセラ×砂浜です。
あいにくの曇りですが、それでもいい景色ですねぇ。
こんな写真を撮れるのは、この「千里浜なぎさドライブウェイ」だけですね。
そして、相変わらず魂動デザインはいつみても飽きません。
特にアクセラのサイドビューをウットリしてしまうぐらい美しい。
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絶妙な曲線をうまく使用して流れるようなサイドビュー。
ドア下の曲線、堪りませんわ…。
いつまでも見ていたいデザインですね。
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この角度もイイですね。
生命感あるデザイン、最高。
そして、室内から海が見えるという光景も私の心を躍らせてきます。
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助手席側の窓から見える、波打ち際。
まるで、ここが日本ではないようなワイルドな光景が広がっています。
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こうしてクルマ越しに海を眺めるのは良いものですね。
時間を忘れてアクセラを眺めていられます。
マツダさん、千里浜さん感動をありがとう。
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さて興奮冷めやらぬ状況ですが、風が強すぎるので退散しましょう。
立っていられないほど強い風で、潮風もきついきつい…。
ここに居たら、あらゆる金属が腐食していきそうです。
さっそくアクセラで砂浜を走り抜けます。
海岸線を走るの気持ちいいぃぃ…。
8kmと結構長い距離を走行できるので満足度も高いですね。
「千里浜なぎさドライブウェイ」を走り終えて、道の駅「のと千里浜」に到着。
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軽食でもと思いましたが、あいにくの定休日。
がっくし。
ちなみにこんな砂の像がありました。
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ドドドと書いてありますが、カープと関係が???
とりあえず出発しましょう。
次なる目的地へ向かうべく、のと里山海道をアクセラを走らせること数十分。
到着です。
能登國一宮 氣多大社
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国指定重要文化財に指定されており、縁結びの神様として知られているそうです。
また、「入らずの森」という原生林がパワースポットとして有名です。
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このパワースポットの氣にあやかって「氣守り」や「光守り」などのお守りを販売しています。
せっかくなので、私も「光守り」を購入してみました。
最近の運勢がすこぶる悪いので、これで流れが変わってくれると嬉しいなぁ。
縁結びとかは縁のない話ですが、運が少しでも良くなってほしいです…。
さて次の目的地へ向かいます。
アクセラを走らせていると、次第に雨脚が強くなってきました。
ワイパーもフル稼働です。
ここでアクセラの懐かしい特性を味わうことが出来ました。
「トタン屋根」です。
雨が降ると、屋根の防音をしていないのか凄い音がします。
まるでトタン屋根のような感じです。
アクセラの残念な部分の一つですね。
そんな懐かしさをかみしめながら走行していると次なる目的地「世界一長いベンチ」に到着。
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増穂浦海岸にある、全長460.9 m のベンチです。
ギネスブックにも掲載された世界一長いベンチだったんですね。
なぜ”だった”と言ったのか?
「世界一長いベンチ」と名乗っていますが、すでにこの記録は抜かれてしまっているらしいです。
現在では、富山県南砺市にある「瑞泉寺前のベンチ(653.02 m)」が世界一だとか。
随分と紛らわしいネーミングですね。
それでも確かに非常に長く面白い構造をしています。
もっとじっくり見たかったんですが、雨と風が強すぎてその場に立っていられませんでした…。
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波しぶきが駐車場までかかるぐらいの風でゆっくり滞在できません。
嫌な天気だなぁ。
そしてなぜか波打ち際に電話機が置いてありました。
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あの電話はどこに繋がっているのでしょうか…?
謎が深まります。
仕方ないので、次の目的地へ向かいましょう。
ここら辺からは本格的な田舎道になっており、山あり谷あり海ありとドライビングテクニックを試されました。私もアクセラと共に様々な場所へ出かけたので、こういった道は楽しんで運転できました。
やっぱり、アクセラは運転していると本当に楽しいです。
当たり前の話ですが、運転が楽しい車って良いですよね。
やはり、「クルマは単なる道具ではない」ですね。
走行中の景色は、青森県の郊外を走っているような風景でした。
海は大荒れ、横須賀の海とは全く毛色が違います。
横須賀にも切り立った崖など存在しますが、石川県の海はもっとすごい崖や岩場がゴロゴロ存在します。それだけ波が激しいんでしょうねぇ。
日本海って厳しい。

アクセラを走らせること一時間弱。
目的地「白米千枚田」に到着。
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天気は大雨&突風の為なかなかじっくりと見ることが出来ませんが、すごい光景!
段々畑もとい、ちゃんと段々の田んぼになってるんですねぇ。
しかもこんな海岸線沿いでお米ができるとは意外です。
きっと強靭なお米が出来るんだろうなぁ。
雨と風が強くなってきたので、道の駅「千枚田ポケットパーク」へ避難。
ここでは様々なお土産の他に、千枚田で収穫したお米を使用した「オニギリ」を食べれます。
私もここでお昼ご飯を食べようと思ったんですが、お腹の調子があまり良くない…。
胃の中に何か入れると危険と判断したので我慢…。
オニギリとトン汁食べたかった…。
さて、新米千枚田を見学が終了したので更に能登半島の先端部分へ行きましょう。
ここら辺は、本当に山道が連続しており他の車をほとんど見かけません。
道路に折れた枝が散乱していたりと結構危険な場面もありましたが、楽しい。
そんなこんなで、アクセラを走らせること数十分。
道の駅「狼煙」に到着。
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この道の駅「狼煙」は、半島の最北にある禄剛埼灯台の麓にあり、珠洲の特産品「大浜大豆」や「天然にがり」などを使用した豆腐の販売をしています。
道の駅では能登半島最北端なんですね。
流石に空腹状態を続けるのもマズいと思い、ここで「おからコロッケ」をひとつ購入。
アッサリしていて美味しい。
禄剛埼灯台を見学しようと思ったんですが、道の駅から坂道を数百メーター程徒歩で移動しなけらばならないようです。天気が良ければ歩いて行ったんですが、この天候なので断念。
能登半島最北端に行きたかった。
さて、出発しましょう。
またまたアクセラをゆったり走らせていると、「パワースポット青の洞窟」という看板を発見。
面白そうだなと思い、寄ってみることに。
聖域の岬 青の洞窟(珠洲岬)
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こちらも日本三大パワースポットの一つだそうです。
石川県はパワースポットが多いですねぇ。
対馬暖流とリマン寒流が交わる場所らしくて、世界的にも珍しい地形らしいです。
上の写真は「空中展望台スカイバード」で、下の写真は「ランプの宿」という施設です。
展望台と青の洞窟は、入場料(¥1,500)を支払うと見学することが出来ます。
少々高い気がしますが、せっかく来たので入ってみましょう。
展望台には突き出た歩道があり、床は金網で下が見えるようになっています。
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グラングラン揺れるのでちょっと怖かったです。
そして次に遊歩道があります。
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恋人と一緒に来ると良いそうですが、あいにく私は一人ぼっち。
ササっと行きましょう。
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遊歩道の木々は、日々強風に晒されているためか折れ曲がっています。
それでも生き抜く木々達は、生命力にあふれていますね。
そして、能登半島の最先端に到着。
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この時にはだいぶ天気が良くなってきました。
日本海もきれいだなぁ。
太平洋とはまた違うというのも、なかなか不思議です。
景色を楽しんだ後は、「青の洞窟」へ向かいましょう。
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坂道を下っていきます。
湿気が凄いので、汗がだくだく…。
辛い。
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坂道を下り終えると、怪しげな洞窟の入口がありました。
ここが「青の洞窟」です。
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そこら中ライトアップがされており、異様な雰囲気を醸し出しています。
洞窟の奥には海へと続いている穴が開いています。
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波の音と洞窟の隙間から漏れ出す地下水が水面に落ちる音が洞窟全体に響き渡ります。

それらはとても幻想的ですが、「青の洞窟」といわれると???な感じに。
確かにライトアップで青くしていますが、それ以外に青の要素はありませんでした。
晴天時だったらまた違う雰囲気を味わうことが出来たのかもしれませんね。
そしてなにより、湿気がひどすぎてゆっくりとしていられませんでした。
カメラのレンズなども曇りだす始末。
もったいないですが、そそくさと退散。
うーんちょっと期待外れでガッカリ。
江の島の洞窟の方が楽しめます。
「青の洞窟」見学も終了したので、次なる目的地「和倉温泉」へ。
ここからは山道が殆どでした。
たまに集落を通るんですが、一軒家がどれも大きいこと大きいこと。
一度はあんな一軒家に住んでみたいなぁ。
アクセラを走らせること1時間強、やっとこさ能登島に到着です。
長かった。
能登島へはインスタ映えしそうな橋がかかっており、その橋を渡っていきます。
運転が楽しすぎてノンストップだったので写真はありません…。
そしてそのまま能登島を通り過ぎて、「和倉温泉」に到着。
せっかくなんで、温泉に入っていきましょう。
お邪魔したのは、「和倉温泉 総湯」さん。
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とても大きく綺麗な建物に圧巻。
こちらの総湯さんは、和倉町民で組織される合資会社によって運営されているそうです。
町営浴場などはよく見かけますが、ここまで立派なものは初めて見ました。
石川県のスケールはデカい!
建物の手前には「飲める温泉」なるものもありました。
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他にも足湯などもあり、至れり尽くせり。
それではさっそく入浴させてもらいましょう。
入浴料は大人¥400で、駐車料金は無料。
中々リーズナブルですね。
浴場内も大変綺麗で広く、泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)で触感はサッパリしていて気持ちが良いですね。熱交換器を使用して加水することないため、源泉を楽しむことのできる本格派な温泉です。
長時間のドライブ&潮風に当たっていたので、とてもサッパリ。
温泉はいつ入っても気持ちが良いものです。
ゆっくりと温泉を楽しみましょう。

温泉を楽しんでいると、時刻は夕暮れ。
そろそろ疲れたので、ホテルに戻りましょう。
せっかくなので帰りも「千里浜なぎさドライブウェイ」に寄っていきます。
ナビをホテルにセットして、ルートを確認後出発です。
出発しだすと天気がまた荒れ始めました。
雨がぱらつきだして風も出てきました。
不安になりながらも、山道を通り過ぎて海沿いに出ると荒れ狂う日本海。
あーこりゃドライブウェイは通行止めになりそうだなぁ…。
案の定、交通案内板には「千里浜なぎさドライブウェイは通行できません」と表示されていました。
仕方ないので、まっすぐ帰りましょう。
ちょっとお腹の調子も悪いので、コンビニによって簡単な夕食を購入してホテルへ戻りました。
ホテルに到着後、軽い夕食を食べお風呂に入って、22時頃就寝。
明日も楽しみだなぁと思って眠りについたんですが、24時頃に突然目が覚めます。
「お腹がものすごく痛い…」
そう、ここ数年悩まされてきた激しい腹痛が旅行中に表れてしまいました。
こうなるとどうすることもできないので、ひたすら嵐が過ぎるのを待ちます。
数時間嘆き苦しんだ後はようやく痛みが和らいできたので、速攻で就寝。
そんな時刻は3時前…。
明日大丈夫かなぁ?

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