2018年4月21~22日の2日間開催した「マツダの未来・現在・過去を体験できる2日間」を体験できるイベントに参加してきました。


会場は、マツダR&Dセンター横浜です。
詳細はこちら→サステイナブル”Zoom-Zoom”フォーラム 2018 in 横浜(外部リンク)
今回、移動手段は電車を使用しました。
京急線子安駅から徒歩7分弱で着きます。
歩いてる途中、謎の沈没船に遭遇しました。

一体何があったのでしょうか?
気になりつつ、マツダR&Dセンター横浜に向かいます。

到着です。
マツダの開発拠点の一つであり、関東での主なイベント開催場所になります。
マツダ好きにはおなじみの場所ですよね。
さっそく受付に行きましょう。
受付には大勢の社員さんや関東マツダの従業員がいて、大きな声で挨拶されてました。
特に関東マツダの新人さん?達は凄かった。
入社したてなのに、休日出勤大変だなぁ…。
受付で様々な冊子が入った袋と、事前予約した体験コーナーの整理券をもらいます。
私が事前に申し込んだのは以下の3つ。
・【体験】衝突被害軽減ブレーキ体験
・【セミナー】マツダデザインの挑戦
・【セミナー】マツダの目指す自動車の未来像
どれも開始まで時間があったので、室内展示車両を見学することに。
室内に展示されていたのは、ロードスターRF、アテンザ、CX-3、CX-5、CX-8でした。
残念ながら、改良型CX-3やアテンザの展示はありませんでした。
さっそく、ロードスターRFの見学へ。


相変わらず、ロードスターRFの造形は美しいですね。
ボディカラーのソウルレッドと相まって、本当に美しい。
特に上記写真のサイドビュー。
動物の動く瞬間の筋肉の動きを表現してるかのよう。
これぞ、魂動デザインですね。

そして、インテリアの素晴らしい部分と言ったらココ。
あー持って帰りたいぐらい美しい。
何度見てもいいですね。
続いて、CX-8を見学しましょう。
CX-8のフロント部分はCX-5とあまり変わらないので、写真を撮りませんでした。
ただ、お気に入りはリア部分です。


このリアデザインが、個人的に好きです。
とてもカッコいい。
というか、美しい。
CX-9に似ているというもの良いですね。
このリアランプに刺さっている銀色のアクセントが堪りません。
そして、ルーフレールがよく似合いますねぇ。
CX-8購入するなら是非とも装備したい一品です。

インテリアもフラグシップ級にふさわしいデザインです。
こうしてみると、センターディスプレイの大きさ自体は良いですねぇ。
だけど、実際は余白が大きくて、7インチ。
後部座席から見ると、やはり物足りなさがあります。
次改良の期待ポイントです。
改めて3列目に座ってみたんですけど、結構大柄な私でもなかなか余裕があります。
それでいて、ある程度のスペースが確保されているので窮屈な思いはしませんね。
乗り降りが少してこずりますが、慣れてしまえばこれは便利です。
欲しい…。
次にCX-5を見学です。


今最もマツダで売れているSUVである、CX-5。
最近の改良でエンジンも新しくなり、さらなる進化を遂げています。
CX-5のフロントグリルの網目模様は2018 Mazda6と比べてみると、全然違う構造なんですね。
CX-5はRX-VISIONに似たようなデザイン。
細かい所を拘ってます。
リアランプは、改良CX-3にも搭載されました。
こうしてみるとかっこいいんですが、ブレーキ灯がちょっぴり残念。
次にアテンザ。


すでに海外で改良アテンザが発表されているので、真新しさはありません。
ただ、現行アテンザのデザインは素晴らしいの一言です。
魂動デザインのフラグシップ感がヒシヒシと伝わってきます。
特にシグネチャーウイングが素晴らしい造形でとても好きです。
これぞ、シグネチャーウイング!といった感じですね。
これがなくなってしまうのが残念。
最後にCX-3です。

上記写真は現行CX-3のサイドミラーです。
他車種ですと、水平基調のターンシグナルなんですが、CX-3だけは変わりません。
海外の改良CX-3をみても変更されていないあたりデザイン性で拘りがあるんでしょうか?

CX-3にマツダ純正のドライブレコーダーが搭載されていました。
結構大きいんですね。
運転席からはあまり見えないので、目立ちませんでした。
室内展示車両を見て回った後は、外へ。
外には、あの名車”コスモスポーツ”が展示されています。



以前、ニュースにもなりましたね。
マツダの魂といっても過言ではないのかもしれません。
こうした活動をしつつ、全く新しいデザインに挑戦していくマツダには驚かされます。
色々と見学をしていると、いつの間にか時間が迫ってきました。
さっそく、「衝突被害軽減ブレーキ体験」へ行きましょう。
事前予約が必要な体験コーナーです。
これはぜひともやってみたかったんですよね。
今回使用した車種はCX-5でした。
私が運転するわけではなく、係の方に運転してもらい体験者は助手席及び後部座席に同乗します。
念のための誓約書を書いて、さっそく乗り込みます。
私は後部座席に座りました。
30km/hで看板めがけて走行して、急停車。
これを2回体験できました。
感想ですが、思った以上にギリギリを攻めてるんだなぁと思いました。
ピピピっと鳴った後にすぐさま急ブレーキ!
私はもっと手前からピピピと鳴るものだと思っていました。
あんなところから止まれるとは中々優秀ですねぇ。
ただし、悪天候や傾斜などの悪条件下では停止できないことがあるので注意が必要ですね。
あくまでも緊急用の補助ブレーキです。
運転は安全、安心で行きましょう。
貴重な体験をした後は、【セミナー】マツダデザインの挑戦に参加するため会場へ。
このフォーラムで、一番楽しみにしていたセミナーです。
私のマツダが好きな理由は「デザイン」であるからです。
この「デザイン」について開発者から直接話が聞けるのは本当に貴重ですね。
ワクワクします。
会場へ向かうと、入口にあの魂動デザインの「ご神体」がポツンと展示されてました。


あまりにポツンと展示されてたので、ちょっとびっくりしました。
それにしても美しい…。
このプロポーションは、いつまでも見ていられます。
この筋肉の質感などが堪りません。
さて、会場に入りましょう。
大きな会場なんですが、そこには「魁」コンセプトが展示されていました。

おぉぉぉ…美しい。
変な言い回しですが、この「魁」コンセプトだけ非現実感というか画面から切り抜いた感じがします。
セミナーまで時間があったので、ひたすら写真を撮りましょう。









マツダの次世代型コンセプトモデル「魁」
アクセラと噂されていますが、改めて直接この目で見てみるとアクセラっぽいですね。
そしてマツダのコンセプトモデルは本当に細かいとところまで凝っています。


シグネチャーウイングは、「ひねり」と「そり」が加えられており非常に複雑な構造をしています。そして先端部分が微妙に跳ね上がっており、ヘッドライトとつながっているデザイン。
この絶妙な「ひねり」と跳ね上げ部分が個人的にとっても好きです。
言葉で説明しても伝わらないこの感覚。
もどかしいんですが、たまりません。
実物をいつまでも見ていたいですねぇ。

サイドミラーはカメラ式になっています。
ぜひとも、次世代型で実現してほしいですねぇ。
しかもアクセラクラスに搭載してもらえると嬉しいなぁ。
続いては、リアデザイン。





ハッチバックのデザインを生かした美しさ。
そしてシンプルながらも特徴的なテールランプ。
艶消しのマツダエンブレムがとても芸術的で感動しました。
「VISION COUPE」もそうですが、合成?と勘違いしてしまいそうな美しさ。
コンセプトカーのダイキャストモデルが欲しいです。
「魁」を一心不乱に撮影していると、係の方に声をかけられました。
「室内近くで見たい?」
なんということでしょう。
まさかの室内を近づいて見ることが許されてしまいました。
ここに神がいました。
本当にありがとうございます。
マツダ最高。
さっそく、「魁」を開けてもらいました。
海外の動画でしかみたことのなかった、「魁」のドア開閉。
生で見れて幸せです…。
このカッコいいドアはぜひとも市販化してほしいですねぇ。
さっそく車内を見学です。






車内も相当なこだわりがありました。
近くでみるとわかるんですが、ひとつひとつの材質がすごい。
本物の革などを贅沢に使用しているそうです。
そして、メーター類はすべてデジタルディスプレイ。
改良アテンザにも試験的に導入されていますが、将来的なビジョンとして「魁」があるそうです。
また、助手席にまで伸びている大型ディスプレイ。
これはやはり「new MAZDA CONNECT」のような気がします。
係の人は明言しませんでしたが、ナビやエンターテイメント機能を集約しているそうです。
マツダがTV機能を排除したい気持ちがわかってきました。
そもそも運転中にTVはみませんし、こういったデザインにしていくとTVというのは邪魔でしかありません。マツダとしても早々に辞めたいんだろうなぁ。
このディスプレイには「KAI CONCEPT」やマツダエンブレムなどが表示されたりして、非常に興味深いものでした。

そして、ドアの内装ですが、水平基調を軸に後部座席まで伸びています。
ドア一枚で完結するのではなく、車内全体でデザインしているそうです。
これまた凄いですね…。
あまりに興奮して写真を撮り忘れましたが、確かに後部座席にまで連続したデザインが伸びています。

さらに天井部分について。
サンルーフ?と言っていいのかわかりませんが、とても開放的。
そして中央部分に直線がありますが、これが車内灯だそうです。

係の人が謎のリモコンを取り出して、光らせてくれました。
会場が明るいのであまりわかりませんが、暗くなるととても幻想的な車内を演出するそうです。
ぜひとも見たかった。
写真を撮りつつも、至近距離から見学させてもらい非常に満足。
しかも、手取り足取り教えてくれました。
本当に感謝。


他にもSKYACTIV-Xや次世代型SKYACTIV-BODYも展示されていました。

ここら辺の形をみると、アクセラの面影がありますね。
次期モデルがどんなふうになるか期待です。
そうこうしていると、セミナーの時間がやってまいりました。
セミナー中の撮影などは禁止されていたので、文章のみでお届けします。
セミナー名「マツダデザインの挑戦」ということで、デザイン本部長 中牟田泰氏が壇上に上がりました。中牟田氏の語る「マツダデザイン像」はとても分かりやすく、そしてとても勉強になりました。
これからのマツダが目指していくデザイン性は「日本的美意識」だそうです。
「余白」「反り」などの日本固有の美意識を追求するために、「引き算のデザイン」にたどり着きました。他メーカー(スライドにはトヨタや日産など...)は何かを付け足していく「足し算」的なデザインという手法をとっていますが、その考えはデザイナーにとって誰しもがそうしたくなるそうです。そこをなんとか我慢して「日本的美意識」を追求していって完成したのが「RX-VISION」「VISION COUPE」「魁」でした。話を聞いていると、相当苦悩があったように感じます。
また、クレイモデルなどもすべて手作りというこだわりよう。
あの数々の素晴らしい作品はこうして出来上がったんですねぇ。
感動。
セミナーの最後には質問コーナーがありました。
簡単ながらご紹介します。(うろ覚えですので、間違ってたらすみません…。)
Q1「車のカラーで明るい色はでないんですか?」
中牟田氏「ここでは言えないけど、期待しててください(ニヤ」
Q2「今回は外見の話だったが、内装はどうなるんですか?」
中牟田氏「次世代(魁コンセプトを指しながら)から大幅に変更した。現段階では言えないが、発表された際にはご説明できる。」
Q3「最近のマツダはタイヤが大きくなってる。ユーザー目線だとお金がかかる。どうにかならない?」
中牟田氏「タイヤと車の一体感を出すとどうしても大きくデザインしてしまう。ただ、大きくしようとしてやっているわけではない。そこらへんは今後考えながらやっていく。
ちなみに、ロードスターはタイヤが大きくならないようにデザインしているよ。」
Q3「外国メーカーなどは昔の車の復刻デザインなどをやっているがマツダはやらないの?」
中牟田氏「確かに昔の車はかっこいい。だが、復刻デザインはやらないと思う。」
以上です。
中牟田氏の口ぶりから、マツダも新色を考えているようです。
何色になるんでしょうか?
個人的にはアテンザの黄色が出てきそうな気がします。
セミナーが終了したので、周辺をぶらぶら。
近くでは子供達用の整備場体験コーナーがありました。

楽しそうですねぇ。
子供連れで来ても楽しめるのが素晴らしいですね。
他には「787B」や「ロードスターカスタム」などが展示されていました。


さらにマツダのかなり古い車なども大量に展示されていました。
こういったのは、広島本社にあるミュージアムに行かないと見れないので大変貴重ですね。
マツダも関東にミュージアム造ってほしいなぁ。
そうこうしているうちに、次のセミナーの時間が迫ってきました。
次のセミナーは「マツダの目指す自動車の未来像」で商品開発本部 技術企画部 主査 栃岡孝宏氏が壇上に上がりました。
このセミナーでは、サスティナブルZoom-Zoom宣言2030で発表したことを交えながら、マツダの次世代自動運転技術「Co-Pilot Concept」について説明がありました。


ここ最近、当ブログやTwitterで話題にしている特許関連がまさにそうみたいです。
あくまでも緊急時に備えたシステムをマツダは開発しているという内容でした。
ちなみにマツダも完全自動運転はすでに開発しており、2013年にアクセラに搭載したということを強調されていました。その時のムービーが流れたんですが、人見氏が試乗している姿がかわいらしかったです。
セミナーが終了したので、お土産を買って帰ろうと売店の方へ行くと広島土産も販売していました。

こんなところでももみじ饅頭が購入できるんですね。
隣では、お好み焼きが販売されてました。
さて、私は1/64スケールのモデルカーを購入しました。
「アクセラセダン(2013)ソウルレッドメタリック」

今や貴重な2013年モデルです。
しかもセダン。
これはなかなかいい買い物しました。
一通り見学が終わったので、帰宅。
非常に楽しめた一日でした。
マツダ版ディズニーランドへいった感じです。
マツダは本当に、「実際に触れあってみないとその良さがわからない」です。
常日頃、ネットなどで情報を探してると否定的な意見が脳裏によぎります。
しかし、実際にモノをみてみればそんな考えは吹き飛んでしまうほど素晴らしいものがそこにはあります。それがマツダの良さでもあり悪い所でもありますね。
そのことを胸に刻んで、これからもマツダを応援していきたいと思います。
詳細はこちら→サステイナブル”Zoom-Zoom”フォーラム 2018 in 横浜(外部リンク)
今回、移動手段は電車を使用しました。
京急線子安駅から徒歩7分弱で着きます。
歩いてる途中、謎の沈没船に遭遇しました。

一体何があったのでしょうか?
気になりつつ、マツダR&Dセンター横浜に向かいます。

到着です。
マツダの開発拠点の一つであり、関東での主なイベント開催場所になります。
マツダ好きにはおなじみの場所ですよね。
さっそく受付に行きましょう。
受付には大勢の社員さんや関東マツダの従業員がいて、大きな声で挨拶されてました。
特に関東マツダの新人さん?達は凄かった。
入社したてなのに、休日出勤大変だなぁ…。
受付で様々な冊子が入った袋と、事前予約した体験コーナーの整理券をもらいます。
私が事前に申し込んだのは以下の3つ。
・【体験】衝突被害軽減ブレーキ体験
・【セミナー】マツダデザインの挑戦
・【セミナー】マツダの目指す自動車の未来像
どれも開始まで時間があったので、室内展示車両を見学することに。
室内に展示されていたのは、ロードスターRF、アテンザ、CX-3、CX-5、CX-8でした。
残念ながら、改良型CX-3やアテンザの展示はありませんでした。
さっそく、ロードスターRFの見学へ。


相変わらず、ロードスターRFの造形は美しいですね。
ボディカラーのソウルレッドと相まって、本当に美しい。
特に上記写真のサイドビュー。
動物の動く瞬間の筋肉の動きを表現してるかのよう。
これぞ、魂動デザインですね。

そして、インテリアの素晴らしい部分と言ったらココ。
あー持って帰りたいぐらい美しい。
何度見てもいいですね。
続いて、CX-8を見学しましょう。
CX-8のフロント部分はCX-5とあまり変わらないので、写真を撮りませんでした。
ただ、お気に入りはリア部分です。


このリアデザインが、個人的に好きです。
とてもカッコいい。
というか、美しい。
CX-9に似ているというもの良いですね。
このリアランプに刺さっている銀色のアクセントが堪りません。
そして、ルーフレールがよく似合いますねぇ。
CX-8購入するなら是非とも装備したい一品です。

インテリアもフラグシップ級にふさわしいデザインです。
こうしてみると、センターディスプレイの大きさ自体は良いですねぇ。
だけど、実際は余白が大きくて、7インチ。
後部座席から見ると、やはり物足りなさがあります。
次改良の期待ポイントです。
改めて3列目に座ってみたんですけど、結構大柄な私でもなかなか余裕があります。
それでいて、ある程度のスペースが確保されているので窮屈な思いはしませんね。
乗り降りが少してこずりますが、慣れてしまえばこれは便利です。
欲しい…。
次にCX-5を見学です。


今最もマツダで売れているSUVである、CX-5。
最近の改良でエンジンも新しくなり、さらなる進化を遂げています。
CX-5のフロントグリルの網目模様は2018 Mazda6と比べてみると、全然違う構造なんですね。
CX-5はRX-VISIONに似たようなデザイン。
細かい所を拘ってます。
リアランプは、改良CX-3にも搭載されました。
こうしてみるとかっこいいんですが、ブレーキ灯がちょっぴり残念。
次にアテンザ。


すでに海外で改良アテンザが発表されているので、真新しさはありません。
ただ、現行アテンザのデザインは素晴らしいの一言です。
魂動デザインのフラグシップ感がヒシヒシと伝わってきます。
特にシグネチャーウイングが素晴らしい造形でとても好きです。
これぞ、シグネチャーウイング!といった感じですね。
これがなくなってしまうのが残念。
最後にCX-3です。

上記写真は現行CX-3のサイドミラーです。
他車種ですと、水平基調のターンシグナルなんですが、CX-3だけは変わりません。
海外の改良CX-3をみても変更されていないあたりデザイン性で拘りがあるんでしょうか?

CX-3にマツダ純正のドライブレコーダーが搭載されていました。
結構大きいんですね。
運転席からはあまり見えないので、目立ちませんでした。
室内展示車両を見て回った後は、外へ。
外には、あの名車”コスモスポーツ”が展示されています。



以前、ニュースにもなりましたね。
マツダの魂といっても過言ではないのかもしれません。
こうした活動をしつつ、全く新しいデザインに挑戦していくマツダには驚かされます。
色々と見学をしていると、いつの間にか時間が迫ってきました。
さっそく、「衝突被害軽減ブレーキ体験」へ行きましょう。
事前予約が必要な体験コーナーです。
これはぜひともやってみたかったんですよね。
今回使用した車種はCX-5でした。
私が運転するわけではなく、係の方に運転してもらい体験者は助手席及び後部座席に同乗します。
念のための誓約書を書いて、さっそく乗り込みます。
私は後部座席に座りました。
30km/hで看板めがけて走行して、急停車。
これを2回体験できました。
感想ですが、思った以上にギリギリを攻めてるんだなぁと思いました。
ピピピっと鳴った後にすぐさま急ブレーキ!
私はもっと手前からピピピと鳴るものだと思っていました。
あんなところから止まれるとは中々優秀ですねぇ。
ただし、悪天候や傾斜などの悪条件下では停止できないことがあるので注意が必要ですね。
あくまでも緊急用の補助ブレーキです。
運転は安全、安心で行きましょう。
貴重な体験をした後は、【セミナー】マツダデザインの挑戦に参加するため会場へ。
このフォーラムで、一番楽しみにしていたセミナーです。
私のマツダが好きな理由は「デザイン」であるからです。
この「デザイン」について開発者から直接話が聞けるのは本当に貴重ですね。
ワクワクします。
会場へ向かうと、入口にあの魂動デザインの「ご神体」がポツンと展示されてました。


あまりにポツンと展示されてたので、ちょっとびっくりしました。
それにしても美しい…。
このプロポーションは、いつまでも見ていられます。
この筋肉の質感などが堪りません。
さて、会場に入りましょう。
大きな会場なんですが、そこには「魁」コンセプトが展示されていました。

おぉぉぉ…美しい。
変な言い回しですが、この「魁」コンセプトだけ非現実感というか画面から切り抜いた感じがします。
セミナーまで時間があったので、ひたすら写真を撮りましょう。









マツダの次世代型コンセプトモデル「魁」
アクセラと噂されていますが、改めて直接この目で見てみるとアクセラっぽいですね。
そしてマツダのコンセプトモデルは本当に細かいとところまで凝っています。


シグネチャーウイングは、「ひねり」と「そり」が加えられており非常に複雑な構造をしています。そして先端部分が微妙に跳ね上がっており、ヘッドライトとつながっているデザイン。
この絶妙な「ひねり」と跳ね上げ部分が個人的にとっても好きです。
言葉で説明しても伝わらないこの感覚。
もどかしいんですが、たまりません。
実物をいつまでも見ていたいですねぇ。

サイドミラーはカメラ式になっています。
ぜひとも、次世代型で実現してほしいですねぇ。
しかもアクセラクラスに搭載してもらえると嬉しいなぁ。
続いては、リアデザイン。





ハッチバックのデザインを生かした美しさ。
そしてシンプルながらも特徴的なテールランプ。
艶消しのマツダエンブレムがとても芸術的で感動しました。
「VISION COUPE」もそうですが、合成?と勘違いしてしまいそうな美しさ。
コンセプトカーのダイキャストモデルが欲しいです。
「魁」を一心不乱に撮影していると、係の方に声をかけられました。
「室内近くで見たい?」
なんということでしょう。
まさかの室内を近づいて見ることが許されてしまいました。
ここに神がいました。
本当にありがとうございます。
マツダ最高。
さっそく、「魁」を開けてもらいました。
海外の動画でしかみたことのなかった、「魁」のドア開閉。
生で見れて幸せです…。
このカッコいいドアはぜひとも市販化してほしいですねぇ。
さっそく車内を見学です。






車内も相当なこだわりがありました。
近くでみるとわかるんですが、ひとつひとつの材質がすごい。
本物の革などを贅沢に使用しているそうです。
そして、メーター類はすべてデジタルディスプレイ。
改良アテンザにも試験的に導入されていますが、将来的なビジョンとして「魁」があるそうです。
また、助手席にまで伸びている大型ディスプレイ。
これはやはり「new MAZDA CONNECT」のような気がします。
係の人は明言しませんでしたが、ナビやエンターテイメント機能を集約しているそうです。
マツダがTV機能を排除したい気持ちがわかってきました。
そもそも運転中にTVはみませんし、こういったデザインにしていくとTVというのは邪魔でしかありません。マツダとしても早々に辞めたいんだろうなぁ。
このディスプレイには「KAI CONCEPT」やマツダエンブレムなどが表示されたりして、非常に興味深いものでした。

そして、ドアの内装ですが、水平基調を軸に後部座席まで伸びています。
ドア一枚で完結するのではなく、車内全体でデザインしているそうです。
これまた凄いですね…。
あまりに興奮して写真を撮り忘れましたが、確かに後部座席にまで連続したデザインが伸びています。

さらに天井部分について。
サンルーフ?と言っていいのかわかりませんが、とても開放的。
そして中央部分に直線がありますが、これが車内灯だそうです。

係の人が謎のリモコンを取り出して、光らせてくれました。
会場が明るいのであまりわかりませんが、暗くなるととても幻想的な車内を演出するそうです。
ぜひとも見たかった。
写真を撮りつつも、至近距離から見学させてもらい非常に満足。
しかも、手取り足取り教えてくれました。
本当に感謝。


他にもSKYACTIV-Xや次世代型SKYACTIV-BODYも展示されていました。

ここら辺の形をみると、アクセラの面影がありますね。
次期モデルがどんなふうになるか期待です。
そうこうしていると、セミナーの時間がやってまいりました。
セミナー中の撮影などは禁止されていたので、文章のみでお届けします。
セミナー名「マツダデザインの挑戦」ということで、デザイン本部長 中牟田泰氏が壇上に上がりました。中牟田氏の語る「マツダデザイン像」はとても分かりやすく、そしてとても勉強になりました。
これからのマツダが目指していくデザイン性は「日本的美意識」だそうです。
「余白」「反り」などの日本固有の美意識を追求するために、「引き算のデザイン」にたどり着きました。他メーカー(スライドにはトヨタや日産など...)は何かを付け足していく「足し算」的なデザインという手法をとっていますが、その考えはデザイナーにとって誰しもがそうしたくなるそうです。そこをなんとか我慢して「日本的美意識」を追求していって完成したのが「RX-VISION」「VISION COUPE」「魁」でした。話を聞いていると、相当苦悩があったように感じます。
また、クレイモデルなどもすべて手作りというこだわりよう。
あの数々の素晴らしい作品はこうして出来上がったんですねぇ。
感動。
セミナーの最後には質問コーナーがありました。
簡単ながらご紹介します。(うろ覚えですので、間違ってたらすみません…。)
Q1「車のカラーで明るい色はでないんですか?」
中牟田氏「ここでは言えないけど、期待しててください(ニヤ」
Q2「今回は外見の話だったが、内装はどうなるんですか?」
中牟田氏「次世代(魁コンセプトを指しながら)から大幅に変更した。現段階では言えないが、発表された際にはご説明できる。」
Q3「最近のマツダはタイヤが大きくなってる。ユーザー目線だとお金がかかる。どうにかならない?」
中牟田氏「タイヤと車の一体感を出すとどうしても大きくデザインしてしまう。ただ、大きくしようとしてやっているわけではない。そこらへんは今後考えながらやっていく。
ちなみに、ロードスターはタイヤが大きくならないようにデザインしているよ。」
Q3「外国メーカーなどは昔の車の復刻デザインなどをやっているがマツダはやらないの?」
中牟田氏「確かに昔の車はかっこいい。だが、復刻デザインはやらないと思う。」
以上です。
中牟田氏の口ぶりから、マツダも新色を考えているようです。
何色になるんでしょうか?
個人的にはアテンザの黄色が出てきそうな気がします。
セミナーが終了したので、周辺をぶらぶら。
近くでは子供達用の整備場体験コーナーがありました。

楽しそうですねぇ。
子供連れで来ても楽しめるのが素晴らしいですね。
他には「787B」や「ロードスターカスタム」などが展示されていました。


さらにマツダのかなり古い車なども大量に展示されていました。
こういったのは、広島本社にあるミュージアムに行かないと見れないので大変貴重ですね。
マツダも関東にミュージアム造ってほしいなぁ。
そうこうしているうちに、次のセミナーの時間が迫ってきました。
次のセミナーは「マツダの目指す自動車の未来像」で商品開発本部 技術企画部 主査 栃岡孝宏氏が壇上に上がりました。
このセミナーでは、サスティナブルZoom-Zoom宣言2030で発表したことを交えながら、マツダの次世代自動運転技術「Co-Pilot Concept」について説明がありました。


ここ最近、当ブログやTwitterで話題にしている特許関連がまさにそうみたいです。
あくまでも緊急時に備えたシステムをマツダは開発しているという内容でした。
ちなみにマツダも完全自動運転はすでに開発しており、2013年にアクセラに搭載したということを強調されていました。その時のムービーが流れたんですが、人見氏が試乗している姿がかわいらしかったです。
セミナーが終了したので、お土産を買って帰ろうと売店の方へ行くと広島土産も販売していました。

こんなところでももみじ饅頭が購入できるんですね。
隣では、お好み焼きが販売されてました。
さて、私は1/64スケールのモデルカーを購入しました。
「アクセラセダン(2013)ソウルレッドメタリック」

今や貴重な2013年モデルです。
しかもセダン。
これはなかなかいい買い物しました。
一通り見学が終わったので、帰宅。
非常に楽しめた一日でした。
マツダ版ディズニーランドへいった感じです。
マツダは本当に、「実際に触れあってみないとその良さがわからない」です。
常日頃、ネットなどで情報を探してると否定的な意見が脳裏によぎります。
しかし、実際にモノをみてみればそんな考えは吹き飛んでしまうほど素晴らしいものがそこにはあります。それがマツダの良さでもあり悪い所でもありますね。
そのことを胸に刻んで、これからもマツダを応援していきたいと思います。