青森旅行リターンズ1日目でレンタルしたトヨタのコンパクトSUV「C-HR」の感想を記事にしてみたいと思います。(完全に個人の感想です。)
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はじめに

お借りした「トヨタ C-HR」は4WDガソリンモデル。
雪国仕様なので、スタッドレスタイヤが標準装備です。
お借りした店舗は、トヨタレンタカー青森空港店さん。
あらかじめネットで手続きと決済を済ませておいたので、非常にスムーズにお借りすることができました。また車の状態も良好で室内も綺麗な状態でした。
出発時の走行距離は16,489 kmでした。
今回は、青森空港~酸ヶ湯温泉~JR青森駅周辺まで約80㎞の距離をドライブしたので走行性能などをマツダ車と比較しつつ、写真も交えてレビューしたいと思います。

主要諸元

グレード:S-T(ガソリン・4WD)
型式:DBA-NGX50-AHXNX
車両重量:1,470 kg
車両総重量:1,745 kg
最小回転半径:5.2 m
外形寸法:下図参照
JC08燃費:15.4 km/L
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
定員:5名
燃料タンク:50 L
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主要装備

・215/60R17タイヤ&17×6 1/2Jアルミホイール(シルバーメタリック塗装/センターオーナメント付)
※今回のレンタカーのタイヤはスタッドレス装備(ヨコハマタイヤ iceGUARD iG 50 plus)
・ドアベルトモールディング(ブラック)&ドアウインドゥフレームモールディング(ブラック)
・電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド
・プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ
・Toyota Safety Sense P
・コンビネーション2眼メーター(メーター照度コントロール付)
・7速スポーツシーケンシャルシフトマチック
・左右独立温度コントロールフルオートエアコン

外装について

世界でSUV人気が過熱する中、日本市場でもコンパクトSUVの需要が高まっています。
そんな中、トヨタが世界戦略をコンセプトに満を持して開発した「C-HR」。
外装は従来のトヨタフェイスの面影を残しつつ、攻めの姿勢がみられます。
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コンパクトSUV市場ではデザインを重視した人気車が多いので、このC-HRはデザイン性を重視しているそうです。確かに従来のトヨタ車にある”無難さ”というのはありません。
まるでコンセプトカーをそのまま市販化したようなデザインです。
このデザインは正直好き嫌いがハッキリ分かれそう。
ただ、トヨタらしいカッコよさを協調しており非常に新鮮で好感が持てます。
個人的にはマツダのように”引き算のデザイン”が好みなので、こういった付け加えていく”足し算のデザイン”はあまり好きではなりませんが、トヨタにしては攻めたなぁと好印象ですね。
ただ後述の走行性能でも話しますが、デザイン性を重視してしまい過ぎたため、運転時の視認性が非常に悪くなっています
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ヘッドライトはプロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)。
ポジションランプはLEDクリアランスランプが装備されています。
このグレードではウインカーはシーケンシャルではありません。

内装と機能

内装でも従来のトヨタ車を感じさせない、攻めたデザイン性と様々な便利機能を有しています。
ベースグレードでも「見た目の安っぽさ全開」、「便利機能はすべてオプション」というわけではなく、所々コダワリを感じさせるインテリアやパッケージングになっています。
まずは運転席周りです。
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運転席に座り、ハンドルを握ると「お、なかなか良いじゃん!」というのが第一印象。
ハンドルがレザーなので、とても触り心地が良くずっと握っていたくなります。
また、チルト&テレスコピックスステアリングが標準装備されているので、自分にあったドライビングポジションをセッティングできます。
ダッシュボードやメーターフードもすべてレザー調?になっておりソフトな手触りで高級感を演出しています。
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メーター部は左側にタコメータと水温計、中央にTFT液晶、右側に速度メーターと燃料計が配置されています。
中央のTFT液晶にはODOの他に様々な情報を表示することができます。
画面切り替えはステアリングスイッチより行います。
メーター針は、C-HRのデザインコンセプトである「ダイヤ」の形をモチーフにしているとか。
個人的には、この配置はあまり見やすいとは思えません。
マツダ車に慣れてしまっているからなのか、中央部分に速度メーターなどの「走行中に一番必要な情報」が欲しいです。運転中に咄嗟に視線を落とすときは決まって中央部分ですからね。
慣れるまでは大変でした。
TFT液晶画面に速度をデジタル表示できますが、ステアリングスイッチで切替ないといけないのが少しネックだと感じました。TFT液晶に表示させるなら、別途HUDが欲しいですね。
しかし、表示機能の多さは優秀です。
4WDパワー配分や重心などの豊富な情報表示は、マツダ車にはないので羨ましい。
また、トヨタセーフティセンスPが標準装備されており、ベースグレードでもレーダークルーズコントロールなどの便利機能が使用できるのも魅力です。
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ちなみにクルーズコントロールを操作するのはこのレバーを使用します。
レバーの頂点部分にスイッチがあり、そこを押し込むとクルーズONとなります。
もう一度押すとOFFになります。
ONになるとメーター中央のTFT液晶にアイコンや設定速度が表示され、レバーを上下にすることによって速度を調整を行います。対応速度も全車速対応で完全停止まで行ってくれ、停止も非常に自然で非常に便利でした。
しかしながら、こちらも慣れの問題かと思われますが、意外と操作性が悪いという印象です。
理由としては、レバーの設置場所が悪くハンドルから片手を離さないと操作が難しい。
また、レーダークルーズコントロールの車間を調整するボタンがレバーとは異なる場所(ステアリングスイッチ部分)にあり、本来同じ機能群の配置がバラバラでスマートさがありませんでした。
こういった部分はマツダ車の方が統一されており、直感で操作が可能でした。
ハンドル下にはETC、オートハイビームスイッチ、給油口開閉ボタン、ボンネット開閉ボタンが配置されています。
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ETCはビルドインされており、目立たないので良いですね。
オートハイビーム機能は今回試す機会がなかったので触りませんでした。
ペダル配置は従来のトヨタ車そのまま。
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マツダ車に慣れてしまった私にとっては、非常に操作しづらかったですね。
ブレーキが左に寄りすぎているため、足が疲れます。
アクセルの「オルガンパネルが操作しやすい」というのも、これに乗って実感できました。
マツダのペダル配置は非常に優秀。
逆にフットレストは当たり前のように装備されているのは素晴らしいですね。
マツダはないですからね…。
シフトノブ周辺は、ちょっと安っぽいかな?という印象です。
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ダッシュボードやメーターフード、ステアリングなどは非常にこだわっているのが感じられますが、この部分だけプラスチック感が強く、この価格帯の車ではちょっと…と思ってしまいました。
グレードを上げれば改善するので、ベースグレードの宿命ですね。
ただし、電動パワーブレーキとオートホールドが標準装備なのがうれしいですね。
ドリンクホルダーはご覧の配置ですが、肘掛の手前にあるホルダーにペットボトルを入れるとシフトチェンジの時に干渉したりと機能性では疑問の残る配置です。
ドアのスイッチ配置はこのようになっています。
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全席オートウインドウが標準装備です。
またドアミラーもオート開閉機能が備わっているのは素晴らしいですね。
トヨタ車は本当に便利機能が充実しています。
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エアコン操作パネルは、C-HRのコンセプトである「ダイヤ」をもとにデザインされているとか。操作性も悪くなく、各ボタンも大きく押しやすいですね。
ナビ画面の左側には、単独でデジタル時計も装備されております。
さらに時計の上には、後部座席のシートベルト監視機能もあり機能が充実しております。
ここら辺は流石トヨタ、素晴らしいパッケージングです。
エアコン送風口に調整ノズルがあるのがうらやましいですね(マツダ車にはないのが多い)
こういった 便利装備が充実しているのがトヨタ車の強みだと思います。
次にセンターコンソール。
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コンソール内部は底が深いんですが、意外と物が入らなそうな印象。
本当に小物を入れておくことしかできないと思います。
コンソールリッドは肌触りがよく、安っぽさがないのが素晴らしい。
次にナビについてです。
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こちらのC-HRには「エントリーナビ7インチモデル」が搭載されていました。
マツダコネクトを使い慣れた私は、起動の速さに驚きを隠せませんでした。
ルート検索も常識的なルートを選択してくれるので安心して運転でき、目的地検索もバリエーション豊富で優秀なナビでした。自車位置を見失うこともほとんどありませんでした。
旅の途中、携帯の電池が切れてしまった時にナビのみで目的を検索できたのには感動しました。
地図の視認性もディスプレイの位置がマツダコネクトと同じ位置にあるので見やすいです。
ただ、操作はタッチパネルのみで、静電式ではなく感圧式のようでした。
なので地図の移動などがちょっと操作しづらいのがネックですね。
それ以外は、マツダコネクトナビの遥か上をいく性能で感動。
ただ、今回お借りしたレンタカーにはUSBオーディオ接続が装備されておらずBluetooth接続のみでした。最近は携帯の充電もUSB接続なのでこれは標準装備してほしいところです。
次は後部座席について。

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後部座席は、座る分には大柄な方でも乗ることはできますが、圧迫感がすごいです。
天井も低く、なにより後部ドアの面積が狭く閉塞感を増しています。
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このように後部座席は窓の面積が小さく、顔がある部分に壁があります。
運転している際に、後方確認などでも支障が出るほど視認性が悪いです。
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おそらく後部ドアノブが原因かと思われます。
この部分が窓ではないため、室内では閉塞感を生み出してしまうと。
デザイン性にこだわり過ぎたが故にこのようなことになってしまったのは少し悲しいですね。
正直、C-HRは後部座席は荷物を載せる2人乗りの車だと思います。
マツダで言うデミオとCX-3といった感じですね。
次にラゲッジスペースです。
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後部座席を倒した状態の写真しか撮影しませんでした…。
倒した状態だと非常に広いスペースを確保でき、様々な荷物を積むこともできると思います。
また後部座席は倒すと殆ど傾斜ができないので、車中泊をする際に有効です。
身長180cm弱の私が寝転んでみましたが、斜めになれば足を延ばして寝ることができます。
さらに助手席を倒せば、もしかしたら2人で車中泊することができるかもしれませんね。
後部座席を倒さなくてもそれなりのスペースを確保できるので、荷物をたくさん積みたい人に向いているかもしれません。
個人的に少し気になった部分はこちら。
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ラゲッジルームの仕切り板を支えるヒモなんです。
安っぽいというのもありますが、非常に取りづらい&はめづらかったです。
もうちょっとどうにかならなかったのか疑問が残ります。
こういった細かい部分もこだわってほしいですね。

走行性能

すべて雪道の走行での感想となります。
トヨタ車特有のフワッとした感じは残っていますが、だいぶ改善されています。
発進時はやや踏んでから出遅れ感がありました。
ただ、発進後の加速はぐーん!と伸びていき気持ちがよかったです。
ガソリンモデルでありながら、SUVとは思えないとても静粛性が高かったのが印象的です。
青森空港→酸ヶ湯温泉までの峠道は登り坂やカーブの連続でしたが、非常に安定感があり自分の思い通りに登ったり曲がることができました。
SUV特有の車高の高さも相まって、素人が乗っても運転のしやすい車ですね。
ブレーキも自分の思い通りに止まることもできます。
特に酸ヶ湯温泉での子供の飛び出しで急ブレーキを踏みましたが、しっかりと停止して事なきを得たのが素晴らしかったです。スタッドレスタイヤのおかげかもしれませんが、ブレーキを踏んでからの制動距離も短く非常に信頼性の高い車だと思いました。
市街地での走行も退屈なく多様な生活スタイルに対応できる車に仕上がっていました。
また今回の燃費は、10.07 km/L(走行距離:80 km、給油量:7.94 L )という結果になりました。雪道&峠道を走行したので、燃費悪化&そこまで距離を走っていないので何とも言えない結果です。
次に、欠点としまして『視認性が悪い』があります。
↓の画像は運転席から撮影した写真です。
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写真では伝わりにくいですが、ダッシュボードがせり上がっているのか、天井が低いのか、フロントガラスの面積が小さい?など、様々な要因が合わさり視認性悪く感じます。
おかげで走っていると、とにかく見づらい。
Aピラーも太く、ちょうどカーブの視界を遮る位置にあるため頭を移動しながら曲がるということが多々ありました。
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後方確認についても視認性が悪いですね。
車線変更などで目視確認をする際は、ほとんど何も見えません。
なので、サイドミラーをあてにするしかありません。
前述でもありましたが、後部座席のドアノブ部分が原因だと思います。
デザイン性にこだわるのもいいですが、これはちょっと…。
バイクや自転車などが死角に入り込む可能性があるので、非常に怖かったです。
バックに関しては何も見えないため、バックモニターが無ければ話になりません。

総評

外装  :★★☆☆☆
内装  :★★★☆☆
機能  :★★★★★
走行性能:★★★★☆
総合  :★★★★☆

マツダ車と比較
外装  :C-HR <<< マツダ
内装  :C-HR <<  マツダ
機能  :C-HR  >>>マツダ
走行性能:C-HR    <     マツダ
総合  :C-HR    <     マツダ
※全て個人的な印象です。

トヨタの世界戦略SUVだけあって、非常に挑戦的で素晴らしい。
次世代プラットフォームTNGAを使用して、従来のトヨタ車とは思えない走行性で「運転を楽しむ」ことができると思います。遠出するもよし、普段の生活で使用するもよし、安全性能も標準装備や便利機能の拡充など非常にお買い得感のある車だと思います。
前方座席優先の造りということもあり、1~2人でドライブするのにうってつけです。
個人的にはマツダのBe a driver.の思想に強く影響されているクルマだと思っています。
決して真似をしたというわけでなく、トヨタらしく「運転を楽しくする」という思いが伝わってきます。トヨタもこういうクルマ造れるんだなぁとしみじみ思いました。
デザインは個人の好みが大きいので、このデザインにビビッと来た人には最高な車になることでしょう。
ぜひ一度、乗ってみてください。

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トヨタ C-HR | トヨタ自動車(外部リンク)
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